おれには俺強系の素質が無いのだ
そして、「さくらのあらし」の最小の駒が揃った1473年の、まだ春は来ておりません。
そこは作家が取材不足過ぎて、まだ表現が曖昧の
❶何を食べてるか知らなくて
❷環境の社会的な歴史の勉強が足りず
❸「中世イタリアの探偵小説」や「ルネサンスの暗殺を素材とした「闇」属性の色賽子」の実践が欠けている
トリプル曖昧の里であり郷であり城でもある
でも、ちゃんと調べると出て来る「ダンテ・アリギエーリ」の故郷でございます。墓は無いです。
「シャボン玉」のどこを見回っても、だいたい一番イケている町だ。
魔術ギルド。
金髪の少年は本の内容を書いたり、覚えたりしていた。
びりびりの煌めき。
点滅と、
未来の妄想と、
ちょっとの偽りのときめき
心。
おれは「火」の系統にいったん勉強をしてる、曖昧の魔術師、エンブリオだ。
フィレンツェ最強の頭脳を誇る、いつか自分なりの「エーテル属性」を得ようと思ってる、今のおれの現状はただ、社会に潜む仮の姿であり、その心は野望と夢でいっぱいだ。
まあ、「四属性」の理がふつうすぎるこの現代社会の中では、現実世界の中では、その心の言葉が誠であっても、戯言であっても、広場で焼かれるのは普通に多い事で
それは、自分の利得としてはちょっと損失が多すぎるのは勿論、あまりにも社会にも損失が甚大だ。
心之底にだけ、その理論の基の糧を作っている8才の少年である。(作家:そして顔がいいです。)
そして、今は、実は自分がオタクとして一番熟している「炎矢」の論理からもう一回確かめたくて、以前一回読み上げて、文は全部覚えてるけど、正直内容はぜんぜん理解ができてない―――(文を覚えることにそんなに自信がない読者諸君は「こいつクッソうぜえは」と思うと思うけれど、まあ、実は覚えていても、その中で「常識」みたいに、「日常生活のもの」みたいに引き上げて使えるものでは無いのだ。実践が欠けている知識という物は)
―――なかった、「元素魔術「火」」を丁寧に読んで、書いて、正直 化け物みたいに吸収してた。
だいたい知ってる内容だ。「先絵」、「呪文」、「手動き(ジェスチャー)」、
触媒と材料と扱う方法と特性と名前。
でも、まあ、「知ってたよ」と言うと知ってたけど、
「わかんないけど一応頭に入れよう」になってた知識が、日常生活の手動きのような内容になってた。
(自分は天才だったことでいいかな)
と、自分は知ってるフリをした。
「あ、目が痛いですね、今日は無理だ」
周りから、「本当にお前は独り言が多すぎる」と言われる天才少年である。
知らないフリをして、静かに羽根を降りる。
広場で焼かれることが好きなフィレンツェ人など、たぶん一人もいないはずだから。




