人の速度は早くても限界があって
エンブリオという少年を救ったのもちょっと時間が経つ。
そんなに経ってないけど、その前の「杖道」の訓練がよっぽど長かったけれど、
それから色んな出来事ときっかけと学びを得た。
会ったらね
「占星術」とかめっちゃ教えて貰おう。
道を歩くわたしはステラ・ロサ。フィレンツェ出身のドルイドで非凡の魔力生物との混ざりだ。(少年を浮かんだら彼の表現が蘇った)
人の子と
人の子の子の「クララ」と、「深紅の悪魔」の混ざりで、それはだいたいの人には秘密にすることだね。
最初に助けたのが彼だったのがわたしにとっては色んな意味で有難いことだった。
弟みたいな感じもして、(やはり家族は「灰色の呪い」のせいでむずかしいと思う)
「属性」が違う苦しみとか、なんとなくわかる気がして
いったん頭がいいから話もよくしてくれて、「秘密」にもそんなに触れてなかったね。
そういうのが大事なのだ。ちょっと騎士物語が好きすぎるオタクであるが、たぶんいい男に育つ。
その未来にも、わたしはずっと同じ見た目の娘だと思うのけれど
それは「星化」が終えて、意識が覚めた時からずっと承知の上だ。
まあ、体の成長という観点では、母さんみたいに大きくなったから、十分だし、それでは逆に「永生」の身だ。こういうのが欲しくて、昔から人々は御伽噺に出る多数の魔力植物とか魔道具とかを求めたわけだ。その達成者だ。もうゴールなのだ。
なわけあるか。わたしの的はそれではないので。まだまだ色々遠いので。
まあ、しかも、正確にはわたしはずっと死んでいるのとも同じもんだから、こういう立場になりたいか?と契約書と条件とマニュアルとデータ貰って言われると、え…それまでではないです。平凡の体で生きます、みたいな反応になると思う。
「永遠の命を求めるか。そんな逸話が「兵士の国」にもあったのだ」
わたしの神様である、「狼の星」ブイオ様がそう言った。
「まあ、どの国でも同じでしょう」
わたしはその逸話を知らないけど、ちょっと知ったふりをしてしまう。
「そうだな。確かに、英雄がいて、友が命を落として、それを生き返す為だっけ、自分が死が怖くなってからだっけ。とりあえず永遠の命の源を探すという物語があった」
「へー」
「まあ、こうして「欠片」を集めて復活を試みるわたくしが言うのもなんだが、人の子は意外と自分の体の性を超越した命に憧れる」
「その生きた証拠の「白神女」もいるもんだから、優れた人や、偉い人は確かに真似したくなったりもします。」
「またそのものか」
「仕方ないんです。本当にどの文明のどの歴史にも表れるもん」
「そのものはいいのだ。とりあえず、だからその英雄は永遠の命を得たらしいのだ」
「成功したんだ。珍しいですね。物語性の基本は最後の「すべてを得ることはできなかったけれど、得るものがありました」という「結」なのに」
「まあ、その方式もぜったいではなくて、そのものが成功したのも物語というかただの事実かも知れない」
「そうですね」




