二度寝はいつも甘くて気が散る
「紋様」は、それ自体が意味を持っているよりは、その関係で生み出される構造が大事なものだ。そしてそういう構造はいったん繋がって上手く働くと良いけれど、世の中、甘い蜜だけじゃあないので、状況が変わるとか、変数が変わるとか、変数自体を入れたり引いたりすることが一日に3回くらいあるのだ。それが系を治めるという事だ。だいたいそんなややこしいことを、わたしの半分を構成している「深紅の悪魔」は学んでいる。
ストップ、
これはもうちょっとキラキラで、「森の姫様」に近い心像が必要だ。
古代魔術「木」の事を考えよう。もともと慣れている、「ドルイドの呪術」の方を考える。
それが多分、自分の「物語性」を守ってくれる結果にもなりましょう…
わたしは思う。夜の中、サラサラなる頭だけが白く光っている
もちろん周りから見られたくないから、隠したいから普段はマントを被って横になって狼さまの毛皮で見えずにするわたしのこの白髪は
マジで神秘的な雰囲気をあげる以外のなんの機能も意味もないと感じるが(考えてみればブイオさまのエーテルの勢いの浪費かも知れない)
今は難しいことを考えすぎて、「紋様」のせいでいろいろ情報が、バラバラになっている深紅の悪魔の記憶が形になって困惑だから
自分の御伽噺らしさが誇らしかった。
ふん、やはり「神秘の娘の感じがする」も、なにかの役に立つと思うのじゃ。
あくび。
今は深夜に見える。
これ、絶対もう一回寝る流れになって、いつもより遅く起きる事になると思うけど(なんの基準なのかわからんが、ブイオ様が起こしてくれる時間がある。だいたい夜明けの時だが、一致するわけではない)心の言葉でペラペラ考えてるのに、珍しくも、ブイオ様も一種の睡眠なのか。ぜんぜん反応がないのだ。
機能停止なさったか!?と思って確認してみたんだけど、ただ寝ている様であった。ちゃんと寝るね。
紋様を、難しいシステムのやつでは無くて、キラキラに書くことについて言うと、あれだ。基本の動きが何種類あって、それの調合だ。簡単なものは、丸とか、下すとか、点とか。簡単だけど、どんどん複雑になる。
これと、「兵士の国のねんど」と、「本」の文字は、意味と読みと色味が全然違うと思うけど、これはちゃんと他の言葉を学ぶ時も働く。
それがわたしが本格的に「賢者の国の文字」を書いている理由であるが、書いている内に、なんか「再回という呪文を現代語で覚えたこと」みたいに、「悪魔」の記憶の中でそんな紋様がそれぞれどんな意味で使われたか、どんなものが互いに関係性を持っていたが等がちょっとは分かるようになった。
つまり、ぜんぜんわからなかった。
「やはりわたしは「木」で十分だ」
草を育ち粉にすることはシンプルではない、決してないことだけど、たぶん「クララの常識」と合っていて自然に感じるものがあった。でも、「賢者の国の「風」のお仕事」を覚えたってわたしの旅にはそんなに利用できないと思った。
まあ、「風」だから、空でも飛ぶとわからんけど。わたしは鳥でも蝶でも、しかも葉っぱでもないのだ。
「花びら」なだけだ。




