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明日はフィレンツェに戻るだろう

ステラ・ロサは曖昧な記憶の中の文様を書くことに夢中になり、でもそれがなんの意味かよく知らないまま「クララ」としての常識とも合わない、なぞなぞの文様をただ真似ることだった。もちろん、すぐ頭が疲れて寝込んでしまった。(「花びら」はちゃんと吸い取った。偉い。)


そして、そのオフになった意識に残るのが、灰色のわたしが(ただよ)る灰色の(きり)である。


これは夢の類かも知れない。わたしはエーテル操作で指一本も動けないし、もともと指という概念が無かったし足は今2本しかなくなったし羽も無くて知性体を食ったことも乗っ取ったことも無いからぜんぜん経験なしの手も足も無い(ほし)(たみ)である。つまりどっちにしろ、意識だけの存在だ。それは人の子の体という観点で解釈すると、脳波が漂って別に現実の実践と関係がない、心の苦しみや疲れを和らぐ記憶の掃除や、ストレスの緩和(かんわ)のための休息の過程だから、それは、まあ、今のわたしだな。癒し系■■■である。


「クララ」はちゃんと夢も見るらしいが。


まままま、とりあえず。そういうわたしは勿論「深紅(しんく)悪魔(あくま)」だ。名はない。「古代魔術「木」」を専攻したことがあって、記憶はそんなに戻ってない。


でも、名がないのは、記憶が戻ってないからでは無いのだ。

わたしの種族はもともと名を持たない。それは、精神が繋がっているから、個体を規定する名前は別に持たなくてもいいから。名前をもたないことにしている種族だからだ。面倒くさい情報を追加する理由が無かったのだ。

わが獣の姿の里、ブイオの言葉通り、我ら■■■は全員陰キャ。みんなが精神も思想も意識もなにもかもが繋げられるような陽キャではないけれど、適切には繋がるんだ。だから、特に名前などなくても全員、(ユニーク)が区別できて、意思疎通に問題がないのである。

なかなかヴィジョンある種族だったと思った。体はそんなに強くないけれど、「心」属性のエーテルの精神攻撃が使えて、エーテルが豊富なら飛べるし、エーテルと素材が適切に使えるのならば、「金」属性の色んな色彩技(アルス・クロマ)もできる。(わたしはできない)

心の言葉で「初めまして」との意思疎通も円滑。必要になったら、音声も使える。便利だろう。(この物語を読む読者の諸君は大体人の子のはずだから、わたしもその常識に合わせて考えを残そうとしている。だから、精一杯だけど、1473年現代の読者が読み取るには不自然な表現が含まれているかもしれない。それは自分は自分の心だからわからないのだ。)


まあ、そのわたしの同族も、■■■も、75000年前のムー大陸の賢者の国の「偽りの絶対宇宙戦争」で、全部散り散りになったけどね。その中で、たまたま「欠片(スターダスト)」に当たって復活する個体はあるけれど、それを除いて、もともと我が種族は、(さと)が、ブイオがマシな星だった時に生きていた個体は「■■■■■の大爆発」の時に、大体停止したと思うので、

マジでこの宇宙で殲滅しているかもしれないから、この世界、この時点で、わたしはわりと本当に唯一の生存者説があった。


亡霊だけど。


賢者の国には色んな情報があって、「古代魔術(エンシェント・マジック)」の魔法陣(プログラム)や条件、材料や触媒の名前、(しゅ)の学名、(せい)の人の子の用語、()の色んな賢者の国の環境の仕組みなどがあって、

わたしは■■■だから平凡の方の人の子よりは学習に利得があって別に不便がなかったけれど、他の生徒たちは死にそうな顔だったね。(そんな雰囲気だった。わたしは、とりあえず「(はやて)」に尖っていたのでそういうのを読むのは上手い方なのだ)

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