自分を動かすもの
「一体どんな状態だったと言うのです」
ここはフィレンツェに繋ぐ有料道路の最中、午後の森の中で人は見た事無い。
幸のために旅を続くわたし、桜のドルイドのステラ・ロサは歩くことが専門で退屈、ちょうど「霊属性」のことが気になってて、相棒のブイオさまに話をさせていた。
つまり、そんなに大事な話題ではないです。
「まあ別にいいか」
なにを気にしてるのかちょっとわからない狼様。は、それでも話を続いた。
「なんとか聖堂に落ちたわたくしが出会えたのは、なんと!自分と縁がある、生きてない、よく見えない集合体恐怖症キラーだったのだ。」
「集合体恐怖症キラー」
「おまえは人の子の子の体を中心に、無数の深紅の悪魔の粉が漂っている、そんな形だったね」
「へー」
「形は灰色の煙の塊で、人の亡骸。眼は赤かった」
「目の色はもともとです、ちなみに」
「光ってはなかったろう」
「それは同然です」
「まあ夜に目光り出すくらい非凡のものには普通に多いけど」
「続いてください」
やはりぶにゅぶにゅの世界は広くて、話題が出てしまうと調子が狂う。考えてみるとドンドンどんな奇怪現象もそんなに珍しくないのではないかという感じがする。
「それは非凡のものとして終わっていて、「体」か、「粉」か?中心がどこにあるかも非常に怪しくて、一つに収まるかもわからなくて、それでもなぜか意思疎通らしい会話はちょっとできていたよ」
「ええ…話したんですか?ファントムのわたしと」
「だって、「今、わたくしはあれこれで、下部が必要であり、きみをその素材として使おうとするから、協力してくれると嬉しい」そいう「契約」をやったもの。それが一応の「名前を付けるための条件」みたいなものだ。」
「へー」
どうやら今のわたしの「桜のドルイド、ステラ・ロサ」になる前のわたしもちゃんと自我や理性みたいな何かがあったらしいのであった。
「ブイオ様が落ちた時のその状況、マジでおかしいな」
「おかしかったね」
「わたしが推測した「灰色の呪い」の性質上、不可能な現象が多すぎる」
「そうなのか?」
「以前も話したと思いますが、この物語を聞く読者さんが「どこが最悪の嘘なんだ」と100の100が思ってしまう「宣言」の時に、その前振りとして言いましたが」
「物語性の捏造の時ね」
「灰色の呪いというものは、それに感染された人は意思疎通ができないのです。
変な言葉を喋ったりするけど、基本的にそれは戯言で。いうて、「人」としてもう終わっている」
「うぬぬ。そんな感じだった。そんな感じでは合ってた」
「行動とか。喋る主題とかはありました?今のわたしたちは推測できる基が固すぎて、まあ、謎解きとして非常にかんたんかもしれない」
噂によると、「灰色の呪い」に憑かれた人は、生死を問わず、「謎の古の記憶」(これは今はみんなわかる。該当する深紅の悪魔の記憶だ)を喋るし、踊るような落ち着きがない変な動きをするのだ。適切にそんな感じだったろう。
「落ち着いてくつろいで聖堂を眺めながら、「ステラ・ロサ」という名前は結構気に入ったとか言ったね」
「そいつ冷静すぎませんか」
「あいつおかしかったんだよ」
どうやらトリプル亡霊になる前のわたしは、ただのダブル亡霊では無くて、本当に何かの形の術師みたいな奴だったらしい。




