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大きさによる繊細さ

「もう『多いもの』『小さいもの』の概念も伝えたと思うから、ドラゴンもそういうことができるけど、普通は難しいだろう、と言った言葉に添加をしよう。

それは、ドラゴンが自分を自分だと思うイドに比べると、人の子や深紅の悪魔のサイズくらいは小さすぎるから、気にするのが難しいのだ」


「ふむ」


「ステラ・ロサさんとしてのおまえは今、『花びら』それぞれが自我を持ってはないとしても、それぞれがコアを持って独立して動く。その凄く多い集まりだということは理解しているんだろうな。だからスフィアの薬草の種類を判別するなどのこともできる。すばやく白い文字を書くこともできる」


わたしは昨日アストラさんの話でめっちゃ出てきた単語を何個か指で、虚空(こくう)にすばやく書いてみせた。もちろん花びらをそれぞれ動かす動作ではなかったので、その(しろ)はすぐ周りに落ちる。


「はい、わたしが平凡の薬師として生きるには非常に有用なチート能力ですね」


「そのような感覚は、実は普通にイドで自分を考えてスフィアで周りを見るウヌスとしては小さすぎてわからないものに近いのだ」


「そうですか」


「でも、おまえは特殊な部類だ」


わたしは今回の「大魔術」を通って得た経験を思いながら問えた。


「そうですね。その花びらそれぞれがコアだから、それぞれが考えて動くのではないとしても、そういうのを『この全体をスフィアだと言ったら、イド』だとも言える人の子のわたしが知ることができて、何かを動かすチカラはないと思うけど……そこからわたしの感覚のようなものの拡張ができる。

エンブリオくんの話では、水の魔術師の中ではスフィアの水の味が分かっちゃう人もいると聞きますが、それとちょっと似たような感じかも」


「それだけではない。深紅の悪魔としての特徴が加わっているからもっと読むことに敏感なのだ」


「そうですか」


またそれだろう。ミクロなんとかの話だろう。


「その通り。深紅の悪魔は話の粒で体が、()()()()()()()()()、それを扱うのが自然である種族だ。そして、おまえはこの世界で木属性のエーテルを学んだ。だから、この世界の『触れれる平凡の言葉限定』で、おまえのスフィアは生きている深紅の悪魔のような、心の言葉をちょっと触れて触る、縛ることと似たような……完全に同じではないとしても、似たようなことがちょっとできる」


「それは初耳だ」


「今はじめて言うのだから。一昨日か?その影響で奇怪巨木(きかいきょぼく)の名前が『キメラ・プラント』であることを知ったじゃないか」


「ああ、その感覚ですか。

それはわたしも考えたことがあります。どうやらそれは『灰色の呪い』の特徴から来たものなんです」


「灰色の呪いか」


「それは生死を問わず平凡の人……鹿たちの反応を考えると知性体ならぜんぶ、その体に残っている言葉を読み取って体を動かすことができるから、その能力の影響で今のわたしのクララの人格ができているのです。その残響が残っているのではないかと思いましたが」


でも、次のブイオさまの話はちょっと以外のものだった。


「逆だ逆。非凡の疫病である灰色の呪いがそのような特徴を持つのが、深紅の悪魔としてのおまえが古代魔術・木を学んでるからだ」


「そうなんでしょうか」


なんの意思もなくてただ時間を数える事しかできなかったけど?


「正確には、灰色の呪いを構成してる質量の中で、そのスティグマが作り出したキメラが使える動力(ターボ)みたいなものは、他にぜんぶ『死んでいる』深紅の悪魔とは違って、おまえを構成している部分はそのぜんぶによって使える特徴だったから。それが使われて、変な事を喋って踊って歩く奇病になってしまったのだ。

わたくしの能力が意図してなかったとしても使われたことを言っただろう。それと似たような状況だと思うのだ」


「なんと。なんか他人事に近いけど、ちょっとは申し訳ないですね」


わたしと平等に粉々になっている深紅の悪魔は非常に多いので、わたしはその特徴はムー大陸そのものであるぶにゅぶにゅの神様の能力だと思った。


「それも関係しているだろうけど。でも、わたくしは不完全でありながらもおまえにずっとエーテルを流している立場だから、今おまえが持つエーテル操作は『クララ式』だと言うにも違って、聞くドルイドの呪術とも違う。むしろ灰色の呪いに近いから、あ、やはりこれは今の『凄く小さい深紅の悪魔のカタチをしている粒』がやっている行いと同じなんだな、と思うんだな」


「そう言えば、ブイオさまはその小さい部分がぜんぶ見えると言いましたっけ」


「数えれる。だからずっと苦手だと言っているのだ」


「なるほど。そして、それがまた深紅の悪魔にも初見殺しをかける効果もある、わたしの特徴でありますと」


「そう」


「そして、わたしはそういう特徴があるから繊細なことがちょっとわかるだけ、ふつう自分のイドのサイズによりますと」


「そうそう。だからもしドラゴンがいたとして」


「はい」


「そのドラゴンがなんらかの術を使って人のサイズになったら、どうぜん人の子向けの秘術を使う事もできる」


「そういうのは昔話にもよく出ますね」


「そして、その経験が十分にあるとか、気にしたとか、頭が非常に良いとかして、ドラゴンサイズのままでも、そんな気遣いができる場合もあるのだ」


「でも、ドラゴンは『魔力素材』を残すほどに自分の姿の誇りが強いから、それは難しいことですと」


「そう。だからラファエルギルド長の術は人でありながら大きくて強いスフィアを持ったから使う事ができる能力だったと言うことだ」

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