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白い嘘の少女、わたしは退屈などを知らない

闇。

夜空のひらめきはただ同じところに。

ずっと天球の同じ場所にある星は常になんとか(きゅう)を守って、一年の空を回りながら星座を繋がっている。それは占星術では、ヴィーナスやマーズより普通で、静かなものとして見る。

そんな夜空も家だからぜんぜん見えないけど、わたしの目玉の瞼の上、天井を通って確かな夜はあるはずだ。いっぱいの星空があるはずで、わたしのマントの中のブイオさまもただ魂が抜いたようなものだとしても、その星の一部だ。


熟眠(じゅくみん)


そして、わたしはステラ・ロサさんが寝てから起きるステラ・ロサとして(ややこしいな。どっちもわたしでいいわ)昨日は完全に砕けていてできなかった夜の思想を、バラバラな小麦粉の瞑想(めいそう)をするのであった。

もちろん、動力(ターボ)はぜんぜん持ってない。指一本も動けない。……外のステラさんは、起きたら腕が(しび)るのだろう。


は〜あ、

大変な一日だった!


確かにわたしが、外のわたしが惑星ユゴスの「欠片(スターダスト)」を探すためにアストラ・ネロさんをちょっと(さそ)って、アストラさんがラファエルさんをちょっと誘って……なんか話は「占星術師本人が、その場を見た方がいい」になってたけど、もちろんわたしもその間アストラさんが調子が悪くなると大変だから、あくまで判断は魔術ギルドのものだ。もともとわたしは人の子1人くらいなのだ。

でも、やはり行けたら行きたいとアストラさんが静かに、しつこく思ったのと、ラファエルさんの凄い風の魔術によって(あれ化け物だわ)その占星術師の旅は最高的に終了し、エーテルとしてぼろぼろ限界だった手首でアストラさんのレポートをずっと書き出し、まるで賢者の国で師匠が古代魔術をさせたような扱いでアストラさんは満足した。


人の子は寿命が短いからな。平凡のものはだから硬くて多くて活発なわけだけど、その中長生きの方であろうアストラさんは、でも若い時の(いつ頃なんだろうね?)非凡のものの事変がトラウマすぎていて、そんなにずっと根に持つのを見るともしかすると彼女が張本人としてなにかの間違いをしたかも知れないけれど……ギルドに今残ってるという老人の他のマギアたちが彼女を叱るとは聞いてないので、多分彼女がどうやっても仕方がなかった何かの惜しい事件があったと推測ができる限りだ。


その、その話は終わった。なんかクララが熟している話の中では、「はいお終い」とその後のことはぜんぜん話してないが、アストラさんは「できなかった」過去を塗りつぶせるくらい今回の「大魔術」とやらは綺麗で良いものとして終わったので。ここから急に来る彼女自身の虚しさに苦しむか、だから穏やかになるかは本人次第だけど、本当にマギアがぜんぜん誰も死なずに(なんか中毒して療養してる人はいると聞くが)「毒薬」の物語性(ヒストリカル・アイデア)のヴィスも切れて完全でさっぱり。

だから、彼女はやっとわたしに「本に残してくれ」と言ったのだろう。今までは別に残してなんになりますか?だった過去も、誇れる、残したいものになったからだ。胸張って、気まぐれで頭がおかしくなってラファエラ少女を拾った過去が、完全に自分の(こう)にもなって、ギルド長は自分のことを無限に尊敬してるのに。ずっとアストラさんは自分の位置の自覚が薄かったらしい。


本か。

文字を書くのはもともとわたし、花びらを使ってこの部屋で勉強をしたもんだ。ムーのよくわからない仕組みの言葉の出力システマ。もちろんわたしのこの状態はこれ自体が古代魔術・木を使って動いてるのだから、仕組みは同じだと思うけど、深紅の悪魔は言葉の世界を見るのだから、ぜんぜん違うものだったけど、その経験でなんとか文字を読んだことも書いたこともないクララとしてのわたしも適切な書記(しょき)としての技術をつけるようになった。もしわたしが気付いてないと言うのなら、改めて言うが、これはもう食っていけるわざにもなってるのだ。それはいいこと。


そして、ぶにゅぶにゅの神様の森の姉さん。

その人のことはわたしもわたしの故郷も大体把握してると思うけど、わたしとしては彼女がわたしのことをぜんぜん「自然なドルイドのそれ」として感じてるように思えた。もちろん、彼女が思想的(しそうてき)干渉(かんしょう)したその瞬間、わたしは何時間をずっとなんの動きも感じることもできない状態になってたけど、別に彼女が「夜空のものは排除する」という自動防衛システマでわたしのスフィアが破壊されたりしたのではなくて、これもこれで凄くいい収穫だ。

ぶにゅぶにゅの神様はどれも全部勝手で険しくて強い。非凡のものなどおもちゃや食料や下僕だ。それが宇宙の摂理(せつり)で、その中のわたしの種族「深紅の悪魔」はいちばん残りやすい、生きやすい姿に適応したわけだけど、それもまた星の外装と共に夜空の(ちり)になってたから。

でも、この世界はブイオさまの話の通り、なんか全然違う世界なのに似たような原理が動いていて、わかることがあって、


まあ、だからムーに来てからすぐ言葉が欲しくなった深紅の悪魔が何故に完璧に互換ができるここの人の子を襲うことになるから、それを師匠が(おきて)で縛ったわけだけど。

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