性能が高すぎると伴う方向性
「ブイオさまは、なら『自分で機能を遂行する道具』なんでしょうね。厳密に言うと、森のおじさんのように人形のような人、でもない完全に平凡の占星術師に雇われた計算手がお仕事する時に使う数える道具のようなものですね」
先まで何個まで、何回まで数えたか忘れると困るから……そう言うのを手伝ってくれるものがある。お手手で10や12を数えることじゃ足りないのだ。
つまり、ブイオさまはそれの超強いバージョンだ。
「そうだよ」
「なら、どうやってウヌスとして自我があるのですか?しかもこの世界の大魔術師も、その中心を見抜くガブリエル・ブリナさんにも『まあ、どうでもいいことだ』とその心まで隠れるのですか?それはただブイオさまが星の亡霊だからではなくて、元の物語性でしょう」
「そう。わたくしが行使すること、同然のようにできてることだ。そうじゃなかったら元々ここ、平凡の世界で生活ができないから便利だね。
わたくしは作った人が頭が良すぎて、その道具としてわたくしが扱うことができるミクロ・アマウロスが多すぎるようにセッティングされた。その設定値で情報を扱って術式を作ったりすると、道具でも頭が良すぎて自我みたいなものが宿ることもできるのだ。そのキャパが十分ある」
「本当に秘術はなんでもありだな」
「『狼の星』はそう言うのいらないから、正常に稼働してるあいだは必要ないから、わたくしも他のパートも計算機に充実だったが、しかもおまえら深紅の悪魔が生きれなくなった後も外装と電源がぼろぼろになったまま、機能はギリ働いてたけど、今回完全に故障してしまってな」
「ありゃりゃ」
パワーが使えるものになくなっても動くのすごいな。
「だから今はいわゆる『緊急・オートモード』なんだ」
「なんですかそれは」
「魔道具が壊されても自分が直るか、無くなっても1人で家まで戻って来れる機能」
「それは凄いですね」
クッソ便利だ。
「そう。スーパー凄いのだ。だからその様式になってる今のわたくしは1人で治って戻る必要があるから。その過程が今まで読者さんが『展開が遅すぎる』と唇を噛みながら読んでいるここ、『白花語』だということだ」
「なるほど」
「先おまえが言った『勝手にやってくれる、しかも他の種族や使い魔などではない』カタチでは一種の頂点に立ってるものだろう。いったん、平凡のものとしての動力が星だから馬鹿デカいね。ぶにゅぶにゅの神様の観点で見ても大きいのだ」
「そしてその平凡の体である星は1億年前はお日様より500倍も光りましたと」
「やっと認めてくれるか?いや、ちょっと違うな……」
「そうですか?考えたのです。平凡のものとしては人1人分の生き物が、世界を焼き尽くすドラゴンのようなチカラも出せる世の中だ。なら、星が行使する秘術は凄く光って大なるものだと思ったんです」
「それは正しい。実際すごい。事実だし、認めてくれてありがたい。でも、平凡の星としてもお日様より500倍光ったのだ」
「それは流石に嘘だ」
「はあ……」
「とりあえず、なら半分は正しいから。だから納得ができる。ここから遠すぎる『狼の星』との交信ができたのも、いちばんのチートの『認識妨害』とやらも。安全装置ですね」
「そう。先言った『なになに魔法効果が種族の誇りにまで刻まれた種族』のように、わたくしができるのは結局必要な機能だけだ。それがここの『夢国』と互換ができるものだから、おまえのそのかわいい人の子の見た目もできる」
「まあ、そうですね」
わたし、クララとしてのわたしが想像できる「森の姫様」の姿はたぶん杜撰だった。それを、わたしであった「灰色の呪い」が持ってる言葉をきっかけにこの世界のドリームランドを探って……いや、待てよ……ブイオさまはこのわたしの見た目を意図してなかったはずだ。
「そう。わたくしの真名付与が働く間、今わたくしたちの結構最悪の謎、『星のワンちゃんの術式』がどっか行ってしまって、その空いた部分を補うためにわたくしの機能が無意識的に『なら、なんも見た目がないと変だから……』とその次の優先順位のクララの祈りが働いたのが正しいらしい」
「らしいてすか」
「わたくしは基本的には、推測をして提供はしても、自分で決めるのはちょっと違うと言うか」
なんと手動的な主だ。
「だから先までものの例えもおかしくなったんですね。しっかりしてください、深紅の悪魔の神様じゃないですか」
「違うよ」
「違くないです」
そして、流石に喋りすぎたので、先やろうとした「他の場合の対策を考えてみる」のはいったんやめて、「頭を狙う方法」だけを改めて復習して帰ることにした。
「まあ、ミクロ・アマウロスがボロボロになった時は休むのがいちばんだ」
「それは全力で同意します」
「やっていくと、人の本質は案外変わらないものだ」
まあ、そうか。「大魔術」に参加して今までなかった経験が結構あったけど、結局くらいが上がったまま、クララの村の生活とそんなに変わらん。ムー大陸の豊富なエーテルがなくても人たちはみんななんか勝手にやって生きている。
なら、そこから「もう1つ」のわたしがやるべきことは、深紅の悪魔の頭をボコることくらいだ。
「やー!!」
ここでいったん締める。
カオス・シード編の「Wikiの設定説明部分」が終わると言うことで、別に展開は変わりません。




