俺はたまに見られる気がしてて耐えられないのですよ
確かにそれは「いつフラマが出向くか知らない謎の非凡の戦い」を気にすることだ。例外処理だ。
彼はその謎の「自分も知らずに燃やすスフィア」を持ってる。しかも、フラマ最大の魔力を持ってる強者だ。その個人は本当に政治的に立場を気にすると……例を言うと、「あの人、もう用済みだ!」とかを他のフラマに言われるようなことにならない限り、これからの長年、13才の少年からジジイになるまでの人生になんの問題がないだろう。今日のフィレンツェは平穏ね、と戦闘マギアの派兵計画を検討するといい仕事人だ。
その❶固有のスフィアを持つのと、❷大魔術師たちが持つ膨大な量の魔力は、明らかに違うことだ。
二つの概念は明確に分離すべきだ。わたしを見ろ。「思うままできる花びら」という便利すぎる能力を持ってるけど、❷の容量がステラ・ロサさん一人分。その威力は、ただ紛らわしい「脱力のヒストリカル・アイデア」くらいだ。珍しさと強さは違うのだ。わたしがよりすごい容量……例えると「キメラ・プラントの主」さんのような質量を持ったら、それはまあすごいことになって、何かのカタチの「森の姫様」に……もうなるようなことだけど。わたしはそう言うのを持ってない。持てない。
彼は、もうそういうどっちも持ってるのだ。でも、彼のマギアたちはそうならないから。「火の堂」で送られてちょっとのミスで別に個人の恨みもない人との平凡の何々戦争で出会って、非凡や平凡のドロドロの殺し合いをすることになる。そういうのは軍人はみんな同じだけど、自分の責任になる。
でも、それもそうだって「彼1人が全部やる」ことはできるけどできないことだ。
そういうのはカタチは違うとしても森のおじさんのアルベルト・レグノ氏が言った「ジョニヨン」だっけ。とりあえず「お仕事を適切にする」、「人の仕事を過多に取らない」ことなんだ。
彼1人でいいや、と周りにされて、それでフラマたちがぜんぜんお仕事がなくなると大変だろう?
彼も知ってる。そしてその詐欺的な廻を持ってるとしても、自分が平凡の体を持つ13才の少年で、その固有魔術ではないナニカが、いいことだけではないのは知ってる。
実際にそんなすごいものを持つ人なのに、いいことだけではなかった。何年前は実家の黒い兵団が催す終わっても終わらないいらない戦闘に使われて、まあ、もちろん都市国家もちょっとの小さい軍閥もそれぞれの都合はあるだろうけど、エンブリオくん曰く、「それでもそんなに関与する必要ない」戦闘が多かったらしい。無駄死になった数えきれない人がいる。
だから、目の前のこの少年は、その自分が自分の手で焼いた人を全部数えてるんだろうな。
そういうのがマギアだ。
「確かにミカエル学長は尊敬に値するお方だ」
「はい???」
「わたしはエンブリオ少年の話をずっと聞きますから。その崇拝の理由がわかります」
「ああ……急にエンブリオくんに言われた気がしたわけだ」
わたしは「あはは」と話を続く。
「わたしはちょっと効能がいい薬草を見分けるくらいの『見て聞く』ことができる人です。だからそのおかげでちょっとの休憩もできるし専属薬師として貢献ができてる。ですが。そのちっぽけな才だとしても完全な平凡の人とは違うもの。しかも、『すべての属性をわかる』エンブリオくんすら、別に薬草のいちいちの効能やその使い道はわかってないらしい。
そういう非凡使いはひとりぼっちですね。だから、本当の本当に小さい規模ですが……『知らない人は絶対知らないという概念』は知ってるつもりですね」
「ううん……」
超フーン(´-`).。oOとしている。
「エンブリオくんに聞いた貴方様のスフィアも、火のちょっとの魔術もよくわからないけれど、その『大魔術師が1人だった』ころのギルドはもう過去のものなのか、本当に何年も経ってないのに、みんな忘れてる?『四の堂』が一千年前からあったように思ってる???という疑問も『それがどういうものか』は知ってるつもりですね」
「!!!」
眉毛を面白いほど縮ませた。
「アストラ・ネロ様にも過去の言葉を聞いてるおかげでもあるかもですね。
でも、知っても、わかることはできません」
「うむ」
でも、わたしは「ムーの最悪」のことを知ってるつもりだから。過去の、今は平凡の「物語の残りカスさえも」残れない消された記憶をちょっと戻したい気持ちがあるのだから。
昔のギルドのことを気にする彼も、また自然だ。
「今も苦手なネロ様の話を調べて、フラマたちの安全になるために気にしてませんか。
そういうのがエンブリオくんの尊敬なんだな、ともちょっと思っただけ」
「うん、ありがたい言葉だ」
「昔の『レヴィアタン』のことなどに、他は気になることがありましょうか?」
「あ、うん……
うううん……そうだな」
「?」
そして彼は結局その言葉を出しやがった。
「実は俺には自分が『ムー大陸』の人の生まれ変わりではないか、という妄想があるんだ」
「はい?」




