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宝石のような名前

実は……(わたくし)はまだ、今も6体の後継機の名前を決めてないのだ。決めなきゃいけない。

宝石のコアを持つ新しい機械たちの6つの名前を付けるべきだった。


彼らは……それぞれ、コアと胴体が必要だ。

なによりもコア。今回の報酬で手に入れる属性の媒体としてよく使われる上品のものと、私が他にも手配できるような素材と、もう持ってるものと共に……いい宝石を選別する。そうやって、6体に関するエーテルが通る核心を磨いて……

胴体はもっと容易いのは事実だ。私の所々に隠されてる代替(スペア・ボディ)からアップグレードをして、ここは後で自分で改修(リファイン)ができるから、そこからの仕上げで属性の扱いが円滑にできるようにすると私の方での仕事は終わって起動(きどう)だ。

このあいだ、それぞれが怪力乱神(エキストラ・オーディナリー)のウヌスとして、胴体を「自分(イド)」だと思って起動できるように、それでも私と区分した自意識として「(うつし)の記憶」が繋がれるようにしないといけない。

逆に言うと「同じ記憶と同じ情報に基づいて生きている家族を増やす」ことなのだ。人の子としては凄く変な感覚なんだろう。でも、この私の心が読めるほかの非凡の人がいると理解ができるかも知れないが、わたくしも今まで単純な臆病もので他の機体を作って無かったわけではないのだ。めちゃくちゃ複雑な過程で、事故ると大変なものだ。


そして、写の記憶を共有することが危ういとして、今までの「積んだ知識」を人の子のようにただ自分で勉強できるようにして伝えるというのも、それもまた私の立場で……機械人形(オートマトン)として生きている「自分の自然な感覚で」変に感じる。それは浪費だ。だから一応「写の記憶」は使えるようにする。

それはリソくんも「同意します。それが合理的だから。そして、聞くにはウチを拾う時、もうレグノの旦那は停止するかもしれない状況だったんでしょう?次の子たちも使えるようにしなきゃ何千年の学びが消えちゃうんだよ?それより惜しい事はないのです」とか言われてて。まあ、正しい話だが……なんかそういう話を「する」立場の筈の私がリソくんに言われて、それもちょっと変な気分だった。

そう。長くなったが、それぞれの名前で自分だと感じさせる、凄く大事なことなんだ。そのそれぞれの機体が写の記憶に接続(アクセス)をする時に、「こちらはアルベルト・レグノ、何日何時になになにを目的としてこの項目を閲覧した」などの記録(ログ)を残した方もいいかも知れないけど……その時も区分(アイデンティフィケーション)は大事なのだ。リソくんにも何回も言われてるけど、「その本人たちが『俺たちをなんで作った』とか言う時」の対策というか、作り側としての同然の心得として必要だから、いい名前が必要だ。彼女のことを聞いたから言うのもちょっと面目ないが、彼女は米がおいしすぎて泣きながらリソくんになってる子だから、それよりは固まった過程で名前ができて欲しい。


今回の仕事と共にそういう全体的な……物品と心の準備をしなきゃいけないけど、運よく今回のお仕事は私は起案書(きあんしょ)はもう書いていて……監督管理が主になってるから、そんなに忙しくない。ただ私の性能で並列演算(マルチタスク)ができる、十分な仕事なんだ。


「名前…なまえは大事ですね。苗字がいったんお偉いさんの身分そのもので、私たちみたいな立場も親から貰った名前も、神父さんから貰ったその洗礼名(せんれいめい)にどんな言葉を貰ったかも個人の人生の中の心にちょっと大事かも。

いま彼のことを聞いたら、確かにそんな気がします。運命があってもなくても、いったん自分で名乗って他が聞いて呼ぶあたり、名前をどう付けるかが状況が変わる」


「そうそう」


「急にそんな話をするのは、レグノさんもなんか家族計画などがあるのですか?」


私はぜんぜんそういうのが無いと否定する。


「いや……私は一人だ。ただお客さん……というか、弟子がいるだけで……そういうことはまったくない」


「そうですか」


「だけど、あの少年のせんせいを見たら、彼の家系とかを思って、彼のことを調べたのを色々思うことになったのだ」


「モルテ?彼の家系も普通じゃないんですか?」


「それはそうだけど、最近彼の親戚がちょっと大変になってた。彼が私のことを調べるのを事務所でわかったから、その逆に調べた時知ったね」


「大変だったんだ。彼は、つまり自分の苗字が逆に(なまり)に近いかも知れないですね」


「そう。たぶん土のマギアの間で敏感な話にもなってると思うし、今話したことは秘密にしてくれ」


「わかりました。私もちょっと命が惜しい話だと言う感覚が襲ってきますね」


「その話題は出さないことにする。とにかく、この話を浮かんだ理由はそうだ。

そして、名前か……人の名前の話ではないが、確かに私も今、今後のあたらしい道具を作る時に名称を付ける必要があるけど。それがぜんぜん思う浮かべなくて、そういうのもちょっと混ざっていたかも知れない」


「なんかの発明品ですか?」


「そうだな。私はアルベルティさんのような、色んな分野に作品を残して去るようなことにちょっと憧れを持ってるからな」


「ああ、なるほど。そして、レグノさんの名前ってレオン・バッティスタ・アルベルティの苗字と同じですね」


「そう。だからけっこう好感持ってた」

レグノの旦那の名前は本当にそこから取りました。プロトタイプではその関連の、ちょっとFGOぽい(そう言えば、FGOの正規のストーリーが終わったらしいです。あとで楽しむ事ができるのかな)実の歴史と関りながら、今の桜の嵐のノリと完全に違う会話を書いてみましたけど、めちゃくちゃつまらなくて……1年くらい萎えて、今の方向性になりました。

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