けむり玉
六系は刹那に挟み、その会話は平凡の時間としては本当に瞬きの瞬間のよう。話はまた「ギルドの行事」に戻る。
もともと天気は晴れ、
四属性のマギアたちがイタリア半島で現れた「非凡の毒液」という脅威を叩き倒せ、これからは「なにもなかった、いいね?」と言ってまだ今年の農耕のスケジュールに合わすための工事をする。それが間に合うかはわからない山森。
いや、もう「その山森が」繋がって姿が奇怪に変貌してた「沼地」が、また戦いの末、なくなってるそこはただの更地のように見える。これからの地系の子供たちの再建の工事現場になるだろう。
ぽい。
火水土風のアルティ・マギアの野営地の中心、長すぎる焚き火はもう終わって、魔術ギルドのラファエル・ムジカの宣言についてガブリエルとウリエルは残りの処置をする。
「昨日はよく寝れてるね?」
「まあ、もともとこれくらいの浄化は問題ないし」
「そうだな。ただの儀式だ」
もう人のサイズからもまた縮んだ、今はひとの頭くらいの大きさになってる煙の球を、ラファエルは2人に差し出した。
「圧縮されてるから気を付けろよ」
「どんな状況なんですか?」
「私が気を抜くと、ここでこのけむり玉が『轟』の音圧で爆発する感じだ」
「あぶねえ!!!」
そういい、ガブリエル・ブリナは昨日、宴でもうちょっと面白い戯れがあったかも知れないけどわりと大人しく……すぐステーキの一枚を食ってワインをちょっと飲んで素直に寝ている状態なので、元気ビンビンに両手を交差して、自分の群青のエーテルで出来ている、「非凡の水」をいっぱい出した。
「ぼくも準備OKだ」
ウリエル・モルテも先までキメラ・プラントが燃えてたところに穴を掘って、その次の次、奇怪巨木の灰を封じようとしてた。
「まあ、浄化自体はもうできてるのと同じだから、あたしよりウリエルくんの方が大事ね」
そう言い、ラファエルが頷くのにつれ、煙の球に「浄化」をまた強いる。
ドバババ!
それを外で見てた、ギルド長の相談役のアストラ・ネロ、その専属薬師のステラ・ロサはちょっと疑問であるように問えた。
「確かに『浄化』は、『媒体として参考する清水』が必要じゃないですか?ガブリエル学長はそんなものを持ってるには見えない。しかも、ワンドも持ってなくて素手だし」
「素手のエーテル操作はきみの少年もできるだろう。そして、媒体ね。それが、彼女が昨日飲んだ葡萄汁だということだ」
「どういうこと!?」
「その、キリストの血として納品されるんだよ、ギルドのワインは」
「あ~~~」
納得した。
つまり、聖堂の権威を守るなになにを……話とこのような「非凡のお仕事」だけで遂行するのではなくて、水の堂は実際に聖堂の行事に使われる平凡のワインを生産する役割もしてるから(もちろん、世界の所々にある聖堂に全部、魔術ギルドのワインだけが入るとかではなくて、その物流の一部だろう)今のガブリエル学長が出している水のエーテルは、その聖堂の偉さを持つということだった。そして、もちろん奇怪巨木はもう先までの火刑でその非凡のものとしての面妖さも無くしるはずだけど、でもでもこの儀式の目的はそれだけではない。
「それでは、ラストにここの地力を回復したいと思います」
そう言って、ガブリエル・ブリナが水の操作でそのぐちゃぐちゃになっている灰を穴の中に落としたら、
ウリエル・モルテはその周りの地面を握って、ラファエルギルド長の方を見て、待った。
「うん、準備できたようだな。それでは、先までの煙球を解放したいと思うんだ。ちょっと揺れるよ。
3…2…1…解除!」
そう言い、ラファエルギルド長が手のひらを開けたら、確かに地面が「ドン!!!」と揺れた。
「うわ」
わたしは先にアストラさんを支えて、その状況を見る。
キメラ・プラントの残骸は、「平凡の草木として」燃焼したあと、水を浴びて、土に囲まれ、風に散る。四属性の恩恵を通って、その「夜空のもの」としての面妖さはなくなった質量と大きさゆえのチカラだけが灰に残って……今度はウリエル・モルテの制御の下、土のエーテルとして沼地のぜんたいに、それぞれの土に混ざった。
「たぶんこれで地力が回復してる感じかな」
「なるほど、土属性が『畑全体を扱って植物に栄養を与える』ことはこういうことだったのか」
木属性のエーテルを与えると植物は爆発的に成長もできて、その成長の周期さえも抗える「非凡のような」植物の操作ができるけど、それとは違って、農耕についてのこのような土属性のエーテルは、広い範囲に、平凡の人たちにもより便利に……作物を育つには確かに最適に見えた。
そうか、これはドルイドのお仕事より上手くできるんだな、とも……エンブリオ少年が出会って最初に「効率的に育てないから」などなどを言ってたことを思い出した。
土色のエーテルの色が、それと共に、蜘蛛糸のようは姿を見せて、見る人が心地よい光景を見せて、本当の本当に、「混沌之種」の戦いは一回終わったとも言える。




