五行の墨
カオス・シードは随分と見せたように、「黄金」の林檎と鳥をまた収めた。これは「星屑」を探すためにハスターのウンブラを探すための駒……つまり、ハスターを追うのはただ自分が高い境地になるためのなんらかの目標でスターダストを集めて吸収したい。それらを探知するにはこの世界のものではない、他のぶにゅぶにゅの神様のチカラが必要だということになっているが……「百万の愛」にはそう言っていたが、実は「ハスターにそう飾ってるだけの嘘」で、その本体を取らうためのきっかけそのものだから、目的の一部だから大事なのだ。
「だから、私は別に社会に潜んでこの世界を大陸単位に汚染させような……そのような悪行を仕組んでいるものではない。リンの子を食べたりレッカの隠匿を明かさない。一応そう釈明したい。
『非凡の流れ星』を喰らって、正規のウンブラから断たれて、その謎の闇の混沌のチカラを手に入れた異変だけど……それで逆に、シックス・システマの縛りではむしろ今までできなかったことをやろうとする、そう、私はいいものだ」
「るるいはそういうのを否定しません……平凡と非凡の悪意、厨二病、変な錯覚に衝動、それから派生する夜之魂のあらゆる変なもの……この世界のその全てが私だからだ。そのバイオマスの総計が夜系るるいだからだ。
でも、ロロロロロは本当にきみを併合させようとすると思う。それはきみも言った通り、頑張って隠すことだ」
「うん」
「その、きみと融合してる『夜空のもの』はなんだ?あの……あれあるじゃない。『変色』
それが発動してなかったけど」
そして、カオス・シードは直前まで山系・ロロロロロのウンブラだったら絶対知らないはずの(そして、知っても話が破滅の性格で上手く整理できなかったはずの)言葉を言った。
「それ、深海でルリイロと言ったじゃない。たぶん発動制限があるはずだと。それが今回証明されただけだ。
『時間』か、『エーテルの容量』どっちかの制限で、連続では放たれないものなんだよ」
その言葉に、影の蛇の子はちょっと動きを止め、やれやれと言った。
「なるほど、『私との混ざり』はそういう意味だったか。私が秘密にしてた情報も、自然にきみの心に混ざり込むんだ」
カオス・シードは顎をちょっと上げて肯定した。
「うん、そうだね。だから私はロロロロロの元のウンブラの主だったけど、今は夜系との交し魂だということ。よって、『五行の墨』とかも今はどんな概念だったか理解してるよ。数え切れない大昔から……シックス・システマの1人として知ってたけど、知るのと本人としてわかるのは違うからだ」
その言葉に、ダーク・ウロボロスは自分の蛇の頭のような袖をつけて、威嚇するように言った。
「そう。『シックス・システマの中の余所者』だ。それが五行『を描く』墨の存在だ。
四元素も、木火土金水の五行もそれを基盤にした四神にも……暗くて良くない、感じれないものはないものだ。それは明らかに『そういう概念を言って残す精神的な行いのそれ自体が』平凡のものだけど、平凡の子たちはそれが面妖なものだと感じれるから。隠して怖くてわからないものとして置いていかないと不安だからだ」
「超常現象は仕方がないから」
「そう、そうしておくと楽になるから」
軽く頷いて、カオス・シードは話を続く。
「だから、わたしはわたしと混ざっているその謎の夜空のものが、ハスターの話通り外なる神のサクサクルースだとしても〜」
「え」
また、その言葉に夜系のウンブラは動きを止めるが、カオス・シードは話を続いた。
「いちおう聞いてよ。それとは別に、私は問題なく生きれるとも思うんだ。元々隠して反対するものに慣れてる、親父の性質を濃く持つるるいとの混ざりになってるからだ。
等級は……『境界拡張』ができるからぎり神話かな。だから耐えてるのかも」
「でもそのジジイはやばくないか。もともと『変色』がそれを狙撃するためのものだと思うけど」
「そう、そのウンブラにこの世界が破壊されないためだ。そう推測できる。もともと私たちがこう話すのは『るるいの自問自答みたいなもの』だけど……私は賢いから、まああってるだろう。
だから、ここ中庭そのものの私たちにはありがたいことに、宇宙のぶにゅぶにゅの神様は容易くこの世界に来れない。でも、仕組んだのか偶然なのか、『非凡の流れ星』の一部はそんな隕石だったということ」
そう言い、自分の頬、言葉通り「混沌」の「種」になってる頭を軽く擦り、叩いた。
「つまり、核爆弾の悪魔をその種に封印し、この世界を守ってるんだな!」
「いや、そういう損する役割ではないですよ。そして、その面では私は客観的に危ういもので正しい。それは事実だ」
「そのジジイなら状態が悪い時は、もう周りの惑星一つ二つくらい噛み砕くと聞いてるから、きみは随分と安全だと思うよ」
そのダーク・ウロボロスの話に「は」と笑いながら、それでもカオス・シードは彼女のことを綿密に見た。
「そう勘定されるために言った」




