非凡の言葉
つまり、固有の魔力や非凡のもののような体の特徴が「わからない」「こわいもの」であると、それは平凡の人の中のモンスターのように扱われるということだった。それは、非凡使いのことを悲しんで「平凡の人たちはぜったい許せねえ」と聖堂を立ち向かって世界をめちゃくちゃにしようとする人がもしいるとしても、ただ「秘術には限度があるから」それができなくて、
【よくわからないことに……!!!】元々そう思っちゃう非凡使いも非常に稀だ。そうであると、わたしは一般常識が少ないクララちゃんの心と薄い「ムー大陸」の記憶を重ねて思ってるけど……これは本当に「その世界は『ムーの最悪』の時に既に終末を向かっているから」どうにもならない謎のまま。
わたしは彼女の言葉をまた繰り返す。「元素魔術」の使いについてまとめた。
「でも、その『それぞれのちょっとの固有の魔力』が調整ができて、四属性の色が見れて、どっちに当てはまると元素魔術が学べるということだ」
アストラさんが頷いた。
「そう。もちろん鍛錬してない子が『エーテルの色』が出せるわけもないから、そういう見分けができる魔道具があるのだよ」
「便利主義ですわな」
わたしはブイオさまとの話のテンションであったけれど、それは本当に今の非凡の社会構造を維持するには大事なアイテムだ。
「そうだろう。
わたしも一応その分類ではアクアだ。非凡の占星術を本業にしてた少女時代から、とっくに鍛錬してないけれど。そして、幻想魔術の人たちも元々は属性の色が感じれないとアルティに入れない。魔術理論はステラちゃんが先言った通り、『自然哲学の四元素』に基づいて立ってるのだ」
「そうなんだ」
「ファンタジアのことは聞いてるね?実はその人たちが心や記憶を読めないと、ギルドはあらゆる平凡の戦争でより被害が出るんだけど」
「はい、以前の平凡の戦争の話で聞いた気がします。心の言葉が読めて上書きすることも、幻覚を見せるのもできる。元々『非凡の言葉』と繋がってるものだと思います。属性は特に『堂』として区分しません」
そう言えば、非凡の占星術同様、中央堂の指揮なのに、あまり見た覚えがないな。
「そう、非凡の言葉を扱うことだ。以前はアリアがよく適性があった気がするけど、今はどうなるか。
ファンタジアは、以前も言った通り平凡の軍人にはどうも信頼ができなくて、その『される』人はただインフルエンザで戯言を言ってるように、一時的な意味ない言葉だと思われるから、全然『今回の戦争でファンタジアの人力を支援してほしい』とかは要請がこれでないものだ。でも、見て聞く才がある人は、そういう情報も聞き取れるから、見るファンタジアをただの幻覚や仮初の夢みたいなものだと思ってなくて信じ込むことができるから、それは有効な情報になれる」
「あああ!!!」
「どうした」
「わたしは頭が良すぎるからわかっちゃいました。『非凡科』の人たちは幻想魔術のマギアの需要があるのですね」
「……」
アストラさんは「やっちゃったか」と、目をずっと細くして、わたしが言った「魔術ギルドの役目」を頭の中で回してる。
「……」
でも、わたしに「私のことを残したい」とか重すぎることを言っちゃった時点で、それくらいは別にいいか、とも思ったのか、
「事実だよ。そして、それが魔術ギルドが非凡科と『直結提携』ができる理由だ」
ファンタジアのマギアは潜んでギルド員の中にいると、肯定をした。
「ならなんでファンタジアの人が見れないのかも説明ができる。秘密なんですね」
「そう、秘術使いは非凡の言葉がわかるからだ」
そして、わたしも別にそんなことを思い出して意気揚々としてない。
「非凡の言葉……ぜんぜん人の喉と口を持ってない『小さいドラゴンのカタチの使い魔』とかが術師の意のまま喋れるそれですね」
「うん。それ自体が魔力だ」
わたしはそれを「される側」だが、ドルイドもなんかどうぶつを使役してそういうのができると言ってた。
「それもただの草木に詳しい子として疑問なのが、本当に平凡の人は非凡の言葉のことをそんなに信じないのですか?」
「マジで昨夜の夢を忘れるようになるよ」
「夢ですか。それくらいなら仕方がないな」
わたしはこの身、桜のドルイドのステラ・ロサさんになる前の……「星化」をする前の、「霊術師のくらら」の時に鹿たちに会ったことを思い出した。実は、その時は今のようなぷにぷにな皮膚にルビーみたいな目、サラサラする白髪ではない、ぜんぜん自分の手足の感覚もわからない、ただ「クララ式エーテル操作」を身についてフラフラとフィレンツェまで行き、クラクラと夜を見て山を歩く最中の「灰色の呪いがクララの亡骸を操って、クララ『に』憑いていた状態」だったが、そのような悪夢のような状態だったからか、途中に現れた喋る鹿たちは、わたしに「非凡の言葉」を伝えることができたと、ブイオさまとエンブリオくんと言っていたね。
その内容は、確かに「『厄病』は限度がなくて、森を守るために放っておくことはできない」とかだったけれど。




