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マリス・システマ・ロロロロロの魂兵の魂兵について

「不本意に、これから『毒草の妖精』をいっぱい焼く予定ですが、ドルイドさんは気持ち的に本当に大丈夫なんですね。それをちょっと改めて確認をしたい」


おれは今日出発する大魔術(マギア・マキシマ)……その前段階の「奇怪巨木」を倒す……その補助(サポート)の「火の堂」の生徒のエンブリオだ。(このプロジェクトの表の一番の目的は「祟りの解決」だ。でも、本丸は「『元素魔術・水』の危機を止めること」だね。だから、今社会に潜んでいるなんらかの「毒液」の偉さを止めることがとても大事だ)属性はフラマ・アクア・デュラ・アリアの全属性。でも木属性の才はないらしい。(学びたいな)


そんなおれは、「木属性を持つもの」の気持ちがわかるはずがなくて、未来のこともわかるすべがない。もし今回おれが俺強い系の壮大な活躍をしても、それがこの目の前に普通にムシャムシャとパンを食っている眩しい白髪と(きよ)いルビーの瞳を持つ宇宙でいちばん可愛くて愛しい桜のドルイドのステラ・ロサさんに決定的に嫌われるきっかけに……「なったけど、このワッパはまだそれを知らなかったのだ……」←には本当になって欲しくないので、最近彼女が見たという「毒草」のことを改めて確認したいと思った。まあ、参照できる情報で、実戦の準備にもなるしね。


「ううん?ぜんぜんいいよ。わたしは元々同族を狩ることを生涯やると決めた険しいおんなだ」


「それはクララの立場では違うじゃないですか。『夜空のもの』に落ちたとしても、妖精は憧れのものではないですか」


「まあ……それも違いますよ、わたしの2つ下のエンブリオくん。同じ属性を持つ他の神話生物(エキストラ・オーディナリー)だとしても、所詮(しょせん)『同じ、どうぶつ』くらいなんだ。牛もウマも豚も鹿も犬も狐も猫もライオンもとりあえずどうぶつだろう。でも、鹿が豚肉に悲しむか?狼狩りに犬が気にするか?ちょっと違うと思うね」


「そうですね。考えて思う特性を持たぬ『動いて当たる』どうぶつはそうだ。だけど、貴女は人です」


「不変の体を持つステラさんだよ。逆に、植物の霊魂に近い」


「ぶにゅぶにゅの体を持っても、人のように思って生きるとそれは人です」


おれの話に、彼女は一本取られたと笑って認めた。


「はあ、『ムー』に関しても確信を持ってるきみは確かにそのように言うと思った。

そう、どうぶつの例えはちょっと違った。ただ、その『毒草』はあまり可愛くないから大丈夫だよ。クララちゃんとしての幼稚な判断ではそうだ。それだね。厳しくて、鋭いね」


意外と容赦ない表現が出て、おれはちょっと驚いた。


「可愛くないからですか」


「非凡の紫の色で、顔面が人の口のようだ。その中の部分は前歯のようにも、瞳のようにも見えて、本質はたぶん花粉(かふん)だ。歩いて毒液をちょっとずつ出したり、木属性のエーテルの言葉を言い、体で(スフィア)の物事を聞く」


おれは以前は聞いてない具体的な表現がちょっと生々しくて、本当に彼女が周りの山森の調査の中、そのウヌスに出会ったなと思った。調査隊の話ともあってるからだ。


「それはまあけっこう気持ち悪い見た目かも知れないのですが」


「うん。だから倒してもぜんぜん平気だ。もちろん、わたしもわたしなりに君のことを気にしてるから、今回の事件に参加してわたしと気まずい関係になるのが嫌なのも、そのきみの気持ちもまたわかる。いまのわたしがだからこの場を纏めるためにきみが気が楽になる話に合わそうとして、大魔術に集中できるようにして、それでもその大冒険が終わると、『わたしはなんのことを言ったのか……!』するかもだよ。そういうのは、わたしもわからない。

でも、あの魔法生物(マジック・クリーチャー)は本当に別にいいんだよ。深紅の悪魔に関して言ったことを覚えているね」


「はい、深紅の悪魔を人として思わないこと。それが心得を鈍くするからですね」


「同じことだ。きみには『スターダスト』も預けているし、ちょっとの木属性の知り合いより、そう。『森のおじさん』やその群れよりもよっぽど大事な人だ。ムシャムシャ」


ああ、おれはそんな話が聞きたかったんだと、ちょっと思った。


「そう。おれはただ貴女のことが大事で、いちばんになりたいとずっと思う魔力お仕事の見習いなんです。その立場を失うのが怖い」


「そうだな。可愛らしいエンブリオ少年。

なら、大魔術も終えて、普通にきみが火のマギアとして経験が積んで余裕も出たなら、死亡フラグにならないほどに、とてもゆっくりと、トスカーナの色んなところに行こう。

まずはわらわはピサのお魚料理が食べてみたいな」


「はい、必ずや」


「急ぐんじゃないぞ。わたしは別にきみに最強無敵のかみなりのエンブリオくんになって煌めきのように消えて欲しくなくて、ずっと待ちたい。それが条件だ」


「はい、地味に生きます」


「それがいちばんだー」


そう言い、彼女はペタンと食卓に腕を伸ばした。

そう、たぶんクララとしても、「灰色の呪い」としても、ドルイドさんはそうしたいのだと、おれは思った。

もしマギアを初めてから2年半で平凡の姿を超越し神様のような境地に至った大魔術師が読みたい読者さんには申し訳ないけど、ここは現実で、地味な恋バナだ。

「スライム」が完結したと聞きました。桜の嵐の金色の王(わい)あたりはポケモンのメタモンと共に、『転スラ』も濃く含まれてるので、ちょっと視線が遠くなりますね、また。

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