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狼狩りをされる立場ではないのだ

「いや、ちょっとは違うのだ。わたくしは全然影影の影が薄い狼ではない」


「はい?」


「何のためのスターダストの集めだ。おまえの活躍でほんの少し欠片(スターダスト)の質量が戻ったので、わたくしは完全に透明ではない。ただ、その偉さも含めておまえの杖やステラ・ロサさんの社会の存在感に投影するから、透明を頑張って維持してるだけ」


「それはどういうことですか?」


「おまえを作った時は本当に透明だった。灰色の呪いがいっぱい集まって人の子の子の少女一人に集まったそのリソースがなかったら、わたくしは耐えるのはできたけどこの世界に相互作用(インタラクション)ができるものがない。そのままずっとこの世界に放置されていたら、もとの座標の計算まで止まることになるのだ。辞めちゃうのだ。そうなると、本当に機能停止と同じだった。だから、ステラ・ロサさんの星化(スターライズ)の時は、わたくしはわたくしが来た狼の星の場所がどこか、方向と相対座標を計算するくらいの記録が話せるようなものだった」


「よくわからない」


ブイオさまは今の話くらいはわたしが適当にわかると思ったらしくて、話を続いた。


「でも、スターダストを何人分集める(さい)、深紅の悪魔何人分の質量がわたくしに詰めているので、けっこう余裕ができている。わたくしはおまえが『座標の衛星』をほんの少し放置しても大丈夫になった。でもまあ、おまえの(イド)の不安定さのため、(かり)は続くんだな」


わたしは同意した。


「はい、わたしは別に休息を取る気はありません。深紅の悪魔が出ても、行けるタイミングでも『まあ今はオフなので、出動しません』にならないのです。深紅の悪魔としてのわたしならちょっとそうだったかも知れないけど、生前のクララはそんな能力がなかったと思われるけど、クララの『森の姫様』のオリジンでできているわたしがそれを許さないからです」


そうしないと、わたしは可愛くて凛々しくないからだ。


「うん、知ってる。だからわたくしは順調に記録としての、影としての量が戻っていて、本当に遠い道だが、『ゼロになる心配』はぜんぜんないし、逆に平凡の人の子としてのステラ・ロサさんがわたくしが光りすぎて活動ができなくなるとそれもそれで困る。だからわたくしが深紅の悪魔何人分にあたる存在密度が上がったことはおまえの真名(マナ)の影に隠して、ないフリをしているのだ」


「名前の影ってなんですか……」


「わたくしは高性能なのでそういうこともできる星なのだ。夢国の完璧にクラウドコンピューティングを(おこな)っている」


「それはなんですか」


「夢国のふわふわした霊属性のエーテルの一部をわたくしだと所有権を主張して、一部の計算能力をお借りするようなものだ。わたくしが実際に欠片(スターダスト)を回収できてないと使えない」


本当に神話生物理学(エキストラ・オーディナリー・フィジックス)というものはわからなかった。


「まあともかく存在を隠すと言うことですね。最近感じた『黄金の非凡使い』のような危険からも安全な方向みたいので、わたしはぜんぜん良いと思います。用心深くてよし。そしてわたしも話の主人公の立場でチカラは隠した方がより発揮できるものです。『認識妨害』をやめて、欠片からのチカラを引き出す。胸アツ展開ができるということだ」


「いや、そんなに『本領を発揮する』くらいの強さではないよ。大魔術師はもちろん、最近ずっと通る背が高いアリアの兄ちゃんくらいにもぜんぜんならないので、わたくしたちは頑張って隠して深紅の悪魔の狩りをするのが最善ということだ」


「そうですか……ちょっと残念かも。でもプラスですから。ずっと時間は過ぎるし、平凡の体を持つ非凡使いは寿命があるということですからブイオさまが現状を維持しながら狼の星としての質量が戻せる仕組みになってるようでよかったです」


「そうだな」


「真名の影に投影するというのはなんのことですか?」


わたしはどうしもブイオさまの新しい設定の様に思えるものが気になって質問した。


「興味津々だな……かんたんに説明すると、おまえが『星から偉さを貰ったのと同時に、わたしはやりたいことがあるのだ』のステラ・ロサという名前があるだろう」


「そうですね、エモい瞬間でしたね」


「その『星から』の『()』の部分に、わたくしが平凡のインクのようにずっと濃く書き掘っている感じだ。それが影の投影だ。もしおまえを本の文章みたいに表現すると、その部分の影がちょっと濃くなってわたくしはそこに存在を主張すると言うことだな。これはこれ自体がエーテルの偉さや熱量を持ってるわけではないけど、わたくしが『自分の質量で行使した(スティグマ)』にはなるので、おまえの活動が続く限りぜんぜん問題なく狩った深紅の悪魔から回収した欠片(スターダスト)はなんらかのカタチで保存できる」


「すみません全然わかりませんでした」


自分が半分は非凡のものだからわかると思ったけど、心の言葉専門の夜空のものだから、ブイオさまの「情報がなんとか」の言葉は本当に難解だ。


「まあ非凡の構造と言うのはそんなものだ。自分の属性ではないとわからないし、属性が同じだとしてもぜんぜん違う立場なら理解できない」

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