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確かに無理するとバクバクして耳鳴りがするもんだ

「また『自分の中で完結する』という意味がよくわからん。もちろん、きみはマギアだから仕方なくわからない部分もあると思うけど」


「そうですね。でも、おれも騎士小説は減るほど読んでるし、エーテルの理論は共通してる。少しは知ってるつもりです。アルマの素質はないから理解までは至ってないとしても、知識として知ってる」


「まあ、それはわたしが『元素魔術の4属性』『非凡と平凡の占星術』をだいたい知る様になったのと同じだ」


ドルイドさんは話を覚えることが好きだし、記憶力が少しいい人なので、知識だけではおれの部屋の本をけっこう読んでる。でも、マギアではないのだ。


「そうですね。えーと、ですから、『完結』それは自分のチカラを引き出して、使うのも自分であること。自分の為でもあり、責任者が確実に自分でもある。まあ、それだけじゃみんな賊と同じものになるからここで聖堂の教えが結合してるのが非凡の騎士さんだという事です」


「そうなんだな。偉さは大事だ」


「マギアの様に、文字通りの周りを利用して非凡の影響を与える様な方法ではないのです。術師本人の体の内側が魔術が行事されているスフィア全体の様に……働いて、外に凄いチカラを発揮するのです」


そこでドルイドさんは反論を言った。


「いや、わたし知ってるよ。理論は今はじめて聞くけど、物語の中で登場してるから。アルマは自分の拳と肌で完結してるわけではない。()に確かに影響を発して、飛ばしてるだろう。剣から炎くらい出るだろう。それがマギアと何が違う?」


確かに、アルマの剣裁きでエーテルの強い一撃が飛ばされることが、攻撃魔術となにが違うかを言うと、大砲や矢のような目的性の為に飛ばすものだから同じだと言えるかも知れないけど……それは違うよ!

もちろん、ドルイドさんもそれらが同じ技だとはぜったい思ってないけれど、理解を深めるための攻めだった。


「エーテルの流れを思うと、コルの基準点が違いますね。利用できるエーテルが出る部分が自分の内側、普通心臓だ。

人は胸がバクバクして頭が起きてないと行動ができない。すなわち、生命が動くのは心臓で、考えるのは頭です。それは多分平凡の医学でも研究がなってる」


「コルとコアね。コルが源で、判断するコントロールタワーがコア」


「はい、司令塔の表現で正しいです。大軍を率いる指揮官が居れる土台や、王様がいるお城を頭のようなものだと思って、そこから動く兵士や領民の様々な部分が体の他の部分だ……みたいな例えもできるかも知れない」


「それは、深紅の悪魔の亡霊としてのわたしは非常にわかりやすいし、助かるけどな。聖堂の神父さんの教えとは少し相反するかも知れない」


ドルイドさんは心配する言葉を言った。


「マギアの戯言は基本罪を問いません。平凡の社会から見ればみんな頭がいかれたものだからです」


「それはそうだった。そんなに自慢して言えるようなことなのかわたしはわからんが……確かにそうだった。だからわたしも『行動に移すまでは』罪にならないと聞いたから、ブイオさまとの雑な話などはそんなに心配しなくなった。だって、ギルドには様々な方法で心の言葉を読む人がいるじゃあないか。もともとそういう考え一つ一つが罪になるとしたら怖すぎてどう生きる」


「はい。おれももともとドルイドさんと喋ってるこのような話も、『ムーの最後の夢』も……実は、『おれの属性は4つ以外もあるんじゃないかな???』☜という考えさえも!!!考えるだけで平凡の人なら自然に罪として染み出すようなものですが、マギアはみんな変な奴で、夢から発想を得たり自分自身しか知らない新しい魔術、アルス・ノヴァなどを作り出すので、みんな諦めています」


「はは」


「またコントロールタワーの話に戻って、マギアは周りの国際的な地形を利用して、金と資源を用意して傭兵を扱ったり、他国にお仕事をやらせる感覚だと言えます。そして、アルマは中央集権国家(ちゅうおうしゅうけんこっか)としての軍量と兵士が固いから、そのまま動いて叩く感じです」


「そういう国、存在するの?」


「わかりませんね……でも理論上、すべての王様は願いますね。とにかく、コアはマギアもアルマも同じく司令官や君主だ。でも、そのチカラのコルや実際に使われるもののディテールが違います」


「ふうんなるほど」


話は何故かエーテルの素質があるものは誰も興味を持たない、何々戦争のような例えになってしまったけど、ドルイドさんは別に不満を言わなかった。


「だからアルマは自分の体の中でマギアの奇跡のようなことが行われて、それを使って他に影響を与えるからその間 怪力を出すし、少しの闘技(アルス・アルマ)はマギアとも似ている点があるのです。でも、例を言うと……『振って熱の風圧を飛ばす』事と、フラマやアリアの攻撃魔術は原理や活用がぜんぜん違うのです」


「完璧に理解した!」


「それでドルイドさんの技に話をまた戻しますが、このように、ステラ・ロサさんという名前としての(イド)でエーテルを回して凄いチカラを出すと、それがアルマとして強くなる方法だと思います」


「わたしはたぶん……そのような結果なんだよな。もうやってるのがわたしなんだ。だから、今完璧に人として居て、完璧にきみを魅了してる姉ちゃんとして毎日を生きれる。これはもともとは深紅の悪魔の亡霊の埃の粉にすぎない部分に、ブイオさまの星のエーテルが回って人間の姿になっているからだ」


「そうそうそんな感じだ。やはりきみはまとめが上手い」


ブイオさまはなんかタイミングを遅れて同意した。


「ありがとうございます。はい、ドルイドさんはもうそういうのをやってる状態なんです。おれもそう思います。だから不変(エターナル)。それ自体が『ステラ・ロサさんという人を作る』ことをやっている結果だからです。でも、もともとこう定義するのがなんで大事かを言うと、わかるからよりうまくなれて、慣れれて、発展の余地が生じるからです。不変の体で生きるけど、その体を動かす心は変わるものだと言いましたね」


「うん、明らかにそう。身体能力は同じなのに、鍛錬によってぜんぜん動きが違うのだ。心得が変わっても違う」


「そういうところに頼りになるかと思って言いました。もし杖を『振るう』ことが強くなれるにはその理由や原理を知っていた方がいいから」


「わかった。これからも勉強します、せんせい」


ドルイドさんはなんか花の香りがするエーテルを俺に刺した。


「うっ」


「これは褒美だ」


確かにご褒美だった。

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