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何万年の記憶を持っていても明日もわからない

「それはわたしが多いからできること。きみはなんかわたしの『花びら』の性質自体に引かれるらしいけど」


「あはは」


エンブリオ少年は少し照れてる様子で笑った。

あははじゃないわ。まあ、彼のその判定はわたしを「クララとして」だけではなくて、「深紅の悪魔としても」肯定することだから、別に悪い気分ではないが。クララちゃんとしては普通に変な気分だ。


「その……粉々ね、『粉々が多い』という性質が、わたしはそれぞれが『(もと)灰色の呪い』としてのエーテルのコアとして行動するから、薬草をわたし『ステラ・ロサとしての知識と記憶』に基づいて調べることができる。花びらの1枚だとしても、わたしの記憶に対応して比べれる。その花びらが通っている植物をいちいち試して、『もう知ってるものを除く』『毒草をチェックして落とす』『より優れたものを判別する』などの基準を立たせて、見て触るのだ。あの、わたしの花びらは感覚があるから」


「そうでしたね」


「この辺の地方の植物のことは大体知ってるから、今日も同じく調査を行ったけど、凄く速度が上がった。そして、その分ブイオさまに乗って普段より範囲を広げているから、ちょっと疲れたのだ」


「ドルイドさんが疲れたら、いつでも休んでください。おれは大丈夫です」


「いや、君の大魔術の話をぜんぜんしてないだろう」


「まあ、そうですが」


「とりあえず、その新しい方法で、わたしは多分木属性に関してはエーテルの動きがなにがどうなったのかがわかるから、その分『限定された属性で、ディミティスというものができる』と言えるかもしれない」


「なるほど。やはりドルイドさんの呪術はマギアと同じ過程なんですね。何回も聞いてるけど不思議だ」


「不思議も何も。ただ出来事が抜かれているだけだ。『ムーの最悪』とやらが発生したあと、古代魔術・木が今の非凡の方法になってるのだ」


「はは。でも、知ってるとしても不思議な感覚があるのは仕方ないです」


「それは……そうだね」


わたしはその何万年も(そしてたぶんそれよりも凄く長い時間を)生きている非凡のものとして、時間の感覚がふつうの人とは違うんだよなと、もう一度感じた。

それと同時にわたしは、今10歳の春を過ごしているクララちゃんでもあるけど、一つの名前でまとめたとしても、この混入が何気に定着されているのは少し奇跡のようなものだね。


「大魔術のことは……そうですね。ギルドの庭でドルイドさんと別れた後、土の堂の図書室で今回の書類をまたチェックしましたね。でも、シンプルです。『ブイオさまの欠片』の件が複雑で、どっちにしてもギルドのマギアとして参加する条件はわかりやすい」


「ふむ」


「もう言ってる気もするし、たぶんアストラ・ネロさんが言ってると思いますが……今回のおれはフラマのマギアで参加する為、沼地の浄化を阻む魔法生物と『炎矢(フレイム・アロー)』などで戦うのが任された任務です。そして、魔法生物が水と木のエーテルを得られない様に、沼地からの何かの繋ぎを切る」


「なるほど、環境を変えてしまう毒草だと言った。その有利な条件を消すんだ」


「はい。たぶん大きいものをせんせいたちが倒す事になって、おれは他の生徒と共にウヌスの毒草を討伐すると思います。そして、そう活躍していると所々が火の海になると思うので、そのは『火炎歩きフレイム・ウォーキング』を使って身を軽く・安全にします」


「それはなんだっけ。たぶん……自分の(スフィア)のほのおからの火のエーテルをすぐ利用して、身を守る、移動を素早くするような魔術だった」


「正確です!そしてこれは教授たちと相談すべきですが、おれは自分の特徴な点としては他のマギアも使えるため、もし手助けを必要とするところに言って支援するのも考えています」


「そうなんだ」


彼は「四属性だからバラバラで中途半端だ」というコンプレックスを持っているけど、なんか今はその自分の特徴を前向きに受け入れているらしいので、それはいいことだった。


「もちろん、同時に2種類以上のエーテルを操作することは凄く大変です。だから今回はそんなにポンポンと使えなくて、いったん安全なところに行ったあと『水・土・風』のどちらかを使う感じですね。まあ、それはいったん火の魔術に集中しながらおまけみたいなもので思っています」


「そう、以前もきみと話した『どの目的でも使おうとして、駄目になる道具』とかは、注意すべきだ。そういうのは『賢者の国』のなになにの賢者も少し無理ぽかったのだ」


「へえ、そうだったんですね」


「その賢者たちはドルイドの超強いバージョンであるため、大魔術師のせんせいたちみたいな感覚だったと思うといい。それでも専門が確かにあったから。だからそれに比べて君はちゃんと手から赤・青などをだして操作できるから、それは希少で意味があるものなのだ」


「ふむふむそうですか」


狙った通り、少年は少し気分がよくなってるらしい。可愛い笑みを見せた。


「そう言えば、その『毒』は結局なんで『むらさき』なんだろうか」


「ふむ……今の感じでは、わかる方法がありませんね」

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