全体的に物語って全部、愛が結論じゃあないか
「そして、彼女の影響できみは今も危うい『四属性』そのままの道を歩むという事だ」
ミカエル教授は面白がって笑った。なんだ、なんで笑う。
「なんで笑うんですか」
「これは良い笑いだ。世界にはいい笑いと反吐が出るけど合わせるしかない笑いがあるから。気分が悪かったら謝るよ。俺は単に、年末まで『本当にこうやって今までの2年、それから……』という顔で、来年、つまり今年くらいになると流石にフラマに移るのではないかと思われた君が誰がどう見ても魔力の廻が安定して魔力の操作も鋭利になってることに関心しているのだ。これが愛のチカラだというのか」
「そうです」
「あはははは!」
「笑いすぎです教授。フラマらしくていいんじゃないですか。逆に学長はちょっと恋愛をすべきだと思います」
ミカエル教授はその言葉に少しふざけた口調で、それでも少し真剣ぽく言った。
「俺はそんなサガではない。何回も言ってる」
「それでもそれがフラマとしての性に合うことだと何回も言いますが」
「せんせいが言わなくても他の教授にも何回も聞いてるから、それが何回×何人になるのだ……」
「それはまあ」
おれはあまりその理由が理解ができないが、とりあえず火のマギアたちは文字通り火のように熱情が過多であるせいか、平凡の兵士みたいな立場でもあるから、いつ命が危ないかわからないか不安になってるせいか、よく恋愛をして家庭を築いたりするのだ。
それは、火のマギアたちも何気にみんな知っていることで、おれは四の堂ぜんぶを見ているからわかる。そういうのは別にマギアだからではない。火のマギアだからだ。なんでだろうか。それは白神女さえも知らないと思うのだが。
ミカエル・グエラ教授は笑いを治めた。
「ともかく、そのステラ・ロサさんの話による、君の推測に戻るか」
「そうでした」
「確かに」
おれたちは彼の言葉に同意した。「そうでした」の方がおれで、「確かに」の方が業務課のせんせいだ。
「レヴィアタン。正直に言うけど、俺が『堂』の長としてきみたちと一緒に仕事ができるようになる前の俺を縛っていたものだった。それは苦痛だった。
それについて、四属性のきみの言葉に、俺は少し納得をしたよ」
「ただの仮説ですよ」
「それでいいから別にいい。『人の様に生きる』『本当にただそれだけ』だ。そのせいで、レヴィアタンはレヴィアタンでありながらも普段のものと違うものになって、そのせいで戦闘マギアの作戦がいっぱいズレてギルドは人手不足になった。その時平凡のグエラ家からちょっと人を焼く才能がある少年が入ったのだった。俺はこの説明で結構納得したよ」
「はあ」
よかった……
ここで、おれの頭に流れ込んだ「夢」の知識を扱うと、なぜかより真実に近づく話が得られるかもしれない。もっとエーテルの原理に正しいかも知れない。でも、「それは正しくない」のだ。正しいとしても、それはおれたちが生きているこの現実の人の社会には合わない言葉だ。
神話生物理学も、焔流累颯も、それ以外のいっぱいの知識は、おれが上手く統制しながら「四属性として生き残る」ことに使わなきゃいけない。つまり、その謎の知識にそんなには頼らなかった今のおれの答えは、事実ではなかったとしても正解ではあったということだ。
「そういうのが知りたくてわざわざ来たのですか」
なんか雰囲気が、ミカエル教授の謎が解けて機嫌がよくなってるのがわかるから、業務課のせんせいは安心したように、呆れたように言った。
「いや、学長室で今回の大魔術に参加するフラマの人数をチェックして様々な種類の作業もぜんぶやって『留守か~~~』とエモくなっていたら、リストをもう一回見て『おや、エンブリオがいる』と思った。その時、ここから俺の話をしているのがわかったのだ。それは気になるだろう。しかも、正直敏感である家のことを言うから、いったんその話を邪魔しに来て、ついでに今まで気になってたことをエンブリオくんに聞いてみたのだ」
「それは面目ないです」
せんせいは素直に謝る。
「すみません」
「うん、俺も何年のもやもやが少し軽くなってとても二人には感謝している」
「ですが、教授は本当にそういうのがわかるのですね。それが廻なのは知っていて、実戦での活躍も何回も見てましたが、本当にどんな感覚なんでしょう」
「おれも気になります」
確かにステラさんの話でもアストラ・ネロ様が言ったという「最強のスフィア」は彼の事。おれは直接聞けることは珍しいチャンスだから、今の会話を逃さずちゃんと記憶に残すことにした。
次回、どこまで書くかわからないけど、とりあえず間接的に夢の国の話!




