闇に囁くものってそういう
狩り人の基本は獲物の理解だ。
父は鹿を狩って、その肉と革などを得る
村では結構の強者でね。
鹿の主な領域を調べて、跡を読む。
逃げられない様に傷を負わせる。
自分の匂いを誤魔化してずっと待つ。
とか言ったな。
「おまえより10倍くらいデカいんだ」とか言った。
掃除する母を見てると、ふむ、確かにわたしの何倍だな、と思ったけど
まあ流石に10倍までではなかった。
4倍くらいか?
村にはそんな、高級に整理ができる様ないい道具がなくて
元々うちらは税金や大事から逃げて潜んだ村だ。
あまり市町に行くことも無くて
消費したものが残ったら、稀にフィレンツェに行って、行商人と取引をすると言った。
だから魔術ギルドの魔力仕事な無い。
ドルイドのばあちゃんに頼ったりした。
まあ昨年までの事だけど。
何故にわたしが父と村の事を思ったかというと、
ブイオさまの話を聞いて、
自分の記憶と調合して、策を練り始めたからだ。
「真紅の悪魔」を獲物として考え始めたからだ。
たぶん「瓶」をいっぱい備えたやつもいるだろう。
魔術師を操って、「元素魔術」を放ってくるかも知れない。
熊より弱いと思うけど
狼より弱いかも知れないけれど
まあ、人間には天敵に近い性質を持つのだ。
しかも「呪い」が移るかも知れないんだ。エーテルを削られる事になる。
ふん。
「なんか、やる気出た感じだな」
わたしは白い花が咲く様に笑った。
「ええ、長女として、家業を継承する事にしました」
体の特性、危険な特徴、道具
「ふむ」
次も上手くいくとは限らない
いや、その上に効率が必要なのだ。
エーテル、コアの領域、
砕けて縛る呪術と方法
わたしに必要なものはなんだ?
「古の兵の棍棒だけじゃ、足りないみたいです」
型物理性よ、わたしを森の姫様にしてくれ。




