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交わす魂(クロス・オーバー)

「牛さんの姿でずっと考えたんだ。『星座』の姿でどうぶつなら、行けるのではないかと。わいがもともと『おうし座』だからな。本当に、勢いだけだったからわからなかったよ」


「それは入れ知恵だな!」


そうだ。


「いや、おまえの『遅くなる毒』の物語性(ヒストリカル・アイデア)のせいで落ち着いていただけだ」


でも、これもこれで事実である。


「そんな…余計に既存の知識が付いちゃって…腐っても旧支配者(グレート・オールド・ワン)だということですか」


「そう、そゆことだ」


これはわいのアジトまで探してきた「夜系(シックス・システマ・るるい)」の(ウンブラ)が言ってくれたからわかったものだが、もともとわいがなんか粘土をよく使う連中の国で「星座」が決められる時に居たのも事実だったので、ここはそれをちょっと盛ることにした。

そう言えば「夜系(るるい)」は無事だろうか。勢いでアジトを全力で壊しながら外に出ちゃった。


「確かに人の子が農耕(のうこう)に集中しながら富は中央集権化(ちゅうおうしゅうけんか)して今のカタチの前の前に発展して、そのうちに使われる星座は(こよみ)の役割をするから地系(リン)の一部の一部として大事な物語性を持ってたけど……」


「やはり(かさね)に通ってるじゃないか。その通りだ。この大陸(たいりく)?の多い人の子の質量(しつりょう)型物理性(アイディア・ヒストリア)(つぶ)としてわいの正当性(せいとうせい)証拠(しょうこ)になってくれる。わいが上手く化けると、おまえはそれが地系のどうぶつだと感じるしかない」


一旦言葉を合わせてみた。まあ、「砂漠の国」の長の話とかそんな感じだろう。


「飽き性のハスター様が上手くできるかの問題ですが」


真面目過ぎて敬語も戻ってたけど、わいはやさしいから気付いてないことにした。


「そう、おまえの追跡が思ったより正確(せいかく)で困ったもんだ。まさに夜系やシステマ六人の親父の方の気分だ」


ここで「それは違う!」とこいつがキレるかも知れなかったけど、わいは一旦穏健にキーワードを出すことにした。山系(ロロロロロ)の性格は「(はやて)」と「(ながれ)」つまり、早くて容赦ない。でも、こいつはコツコツの性格が混ざっている。なんでそうなるかも気になるけど、それが「相手しづらいな」になっている以上、関係を把握している事は大事なのだ。


「ふん、それはどうぜんだ。貴様に以前言ってるように、昨年の非凡(エキストラ・オーディナリー)の流れ星で、私はたぶん隕石(いんせき)に頭を打たれて夜空のエーテルの適性が付いちゃったのだ。それは、まあ、るるいとの混ざりだと言ってもそんなに拒否感(きょひかん)はしない」


たぶんこいつはその時「この世のものではない」見た目を持つようになったのだ。なるほどね―


「そこはあっさりと認めるというか、大丈夫なんだな」


六系(シックス・システマ)はただ生命のすべて、気の通路がキレてるとしても、この星の上に立つ以上、それだけだから」


つまり、本当に奴は系統(けいとう)を探るとロロロロロとるるいの中間みたいな感覚で、こいつ、「混沌之種(カオス・シード)」が活動してるから夜系も気持ちよくなってる、ウンブラの(サブ)みたいな感じになってるのだ。

ふん、これは「ロロロロロに騙された!」とか言いながらも、夜系(シックス・システマ・るるい)の方も良い感じ悪い感じに(とく)してるな。本意ではないとしても、結果的に普段ぜったい見えないあやつが活発(かっぱつ)な蛇の娘になって平凡(へいぼん)の山森で活動ができること自体が、だいぶ生命力 (あふ)れてる状態なのだ。


「まじめだな」


「自然はもともとまじめだ。その中で、他のものの甘い水は吸って、働きたくないという気持ちが生物の系統を分けて、色々彩り25億。私はその25億年という時の(つぶ)が重なってなった(ことわり)から離れて、(ウヌス)になったけど。その個人としてできることをやるという事だ」


「そうか」


「だから貴様を一人分量ぜんぶ確保して、地表の星屑(スターダスト)をいっぱい集める」


「結局結論が気に入らないものに戻ったんだけど」


「もともとぶにゅぶにゅがそうだよな!」


鳥かごが丁寧に浮いている状態で(わいながらも流石に餌食ってる姿は呆れる光景で、実はあの小鳥4匹が今一番意欲削れてる。そしてチェリー旨そうだ)、彼女は左手を伸ばし、わいの防御を試そうとした。


大ジャンプ!!

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