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型物理性がなんなのか、わたしはわからないが
ドルイドの杖は、とりあえず力を持ってんだ。
術師のエーテルを増幅し、薬草の効果を高めるとか
非常に咳に効く粉にできるとか
小麦の病を治す
狩った動物の悪臭を収めたりもできる
だから、面妖な力で働く生き物の気力を奪うこともできる。
まあ、宝石の部分が十分に凶器だが。
初めての戦いは、普通に100%余裕だった。
やがて、怪物の体力が限界のようで
わたしは全然、丸一日できるけど
悔しそうに、残り言葉を言っていた。
「それを知るのは、型物理性だけだろうよ」と、適当に合わせてみたけど
それがなんなのか、
狼に知識を与えてくれるなにかがある事しか
神様なのか、お星さまなのか、お日様、化け物、知らないけれど
(狼が話す感じだと、最小、白神女ではない)
まあ、多分世界全部を知ってるのだろうと思って。
灰色
灰色
赤
うん、戻れないんだな
と
霧の中でわたしは思って
世界が終わる日に、もう決めていることだ。と、
感覚と瞑る
わたしは力いっぱいに一撃を決めて、怪物に引導を渡してやったのだ。




