表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/616

霧(きり)の記憶と砂の思い出

先も、自分のドルイドの知識が得たばかりのものだと言ったけど、

実は、わたしには(きり)のように、薄くて曖昧な、とても自分のものか誰のものかわかりずらい記憶がいっぱい混ざってあるのだ。

曖昧ドルイドだ。

曖昧真っ白頭の桜のドルイドちゃんなのだ。


初めて見るけど知るものが多く、エーテルの知識も、杖の使い方も。

ドルイドの呪術で少年を(すく)って、賢者の存在もそうだ。

わたしは、賢者という人に会っている。


「ドルイドの上位のもの、ですか。」


「うん、その賢者が治めた国があってね

多分、わたしはそこに行った覚えがある」


「なんと。」


「うすうす感じているかもしれないけど、

先に言っておくと、わたしは自分の記憶が曖昧な状態だ」


「まあ、それは見ればわかります」


「ぬ」


「ドルイドには不思議な術が多い。

そして、狼さんともなんか関りがあったりするんじゃないですか?」


「そんな感じだ。」


「つまりドルイドの国ですか。」


「戯言か?」


「いえ、ありえる話ではあります。ドルイドの呪術は強い。動物と共に、今の世界の経済や政治の地形が無い、自然の恵みを増やす里があってもおかしくはないです。

あーでも穀物は効率が出ないから、食糧に困るかもしれないけどー」


「うむ」


「聞いたことがないです。

おれが知る限り、そういう国は存在しません」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ