食事前に雑談をする
「はあ」
「そして、この後は昼飯でも食べますか。職員用ですが」
「いいんですか?」
「いいです。もう入ってるんじゃないですか」
ラファエル氏のその言葉は、単にわたしが魔術ギルドの建物に入っていることか、システマに入っていることか。まあ、両方かも知れなかった。
「わかりました。楽しみですね」
実は、わたしはもう今日の朝ご飯をパンで食べているので、普段の自分のパターンとしては食いすぎだったけど、貰う好意は無視できなくて、好奇心も沸いたのである。うむ。早くも「お魚料理」が食べれるかもしれない。
「それでは20分くらいか。
ステラさんを見て、ずっとスルーして気になったことがございまして」
「はい」
「髪、白いんですね」
来たな!
「そうですね。「白い子」として生まれました」
そして、意外とギルド長は独り言をしているのである。
「ふむ…知る限り「木属性」のエーテルはもちろん緑だ…なら確かに魔力が髪に宿る場合ではなくて。それでも草の清涼感があって、これは以前あったというドルイドさんの影響だな」
エンブリオ少年も言った。
「そうですね。確かにステラさんは魔術師やドルイドなどではないので、その説も十分ありえる」
「そ。わたくしみたいに髪ぜんぶエーテルで染まってる連中とも違うんだな。でも確かに健康体の人なのだ。研究対象だ」
「おれのですね」
「人を勝手に研究対象にしないでください」
「あはは、こりや失敬」
そして、ラファエル氏は馴れ馴れしくジェスチャーを取る。此奴が誰から移ったのか、一目瞭然であった。
ちなみにラファエル氏の髪は頭狂いそうにぜんぶ空色だ。確かにこんな人が有名人の一人の郷で、わたしの白髪くらいは、珍しいけどあり得る類だと思う。
でも、少年もなんも考えずによくも適当に喋るな。やはりわたしの一生ものかも知れねえ。
「わたしはだから、今は旅人として元気ですけど、昔は非常に体が弱かったのです。10年前は生まれたばかりの赤ん坊くらいでした」
それを聞いた少年の表情が凄く変になった。面白いな。
「そうでしたか。本当に大変でしたね。それがドルイドさんの呪術で元気になったのですか。不思議なチカラがありますね」
「ええ。とても。
でも、気になりますが、呪術とか、「木属性」とか。喋ってもいいですか?少年に聞くには、もちろん四元素がものの基本ですから。実は錠前に登録するだけで「おっと、ここはドルイドの野郎は出禁だ」になるかも知れないと思ったんです」
「まあそれは公式意見ではありますねぇ。前の方は」
ものの基本げ「四元素」であるのは公式意見で合ってた。
そして「木属性の魔力を持つ」だけでそれが罪などではなくて、ここはもっとゆっくりな場だから喋ってもいいという事だった。
「はあ」
「実はですね。わたくしも多分ドルイドみたいな人に、子供の頃に命ぃ助けて貰ったことあるんですよ」
「そうでしたか???」
少年も初耳だったようだ。
「そうだよ。その時、「世界には凄い奴がいっぱいだ」と思って、色々あって此処まで来たんだよね。いや―いっぱいいる!」
「ギルド長の魔力量のせんせいは3人しかいないんですがそれは」
「3人もいるじゃあないか」
「それはそうです」
「そして聞いたこともない四属性も居るんだ」
「それもそうでした」
エンブリオ少年は自意識が高いか低いかちょっとわからない点があるが、稀な類は確かだったようだ。
「まま。とりあえずギルド入ってから、文献をいっぱい調べても、どうやらわたくしは平凡の体を持つものとしては、人の体では魔力量は上限に至ったらしくてですね。もう17歳だから大人だけど。「火」「水」「土」の他の子たちは、まだまだわっぱなのにちょっと異質感あるかも知れない、人生の目標をどうすればいいのかわからないかもしれないと思ってですね。だから、わたくしはそのものたちが自分なりの「わし、これから何をして生きる」を上手く調整しながら、ここ魔術ギルドで死ぬまで献身して欲しい」
賢明でいい長からブラックに落ちてしまった。でも、それが自然で、ここは最上ということなんだよな。
「少年から聞いたんですけど。本当にラファエルさんはこれからずっと魔術のチカラが同じなんですか」
わたしは体が不変なので、それはちょっと、一方的に共感できるかも知れなかった。興味あった。
「そうですね。わかりません。でも、前例は見つからなかった」
「ほう…なら、いっぱい珍しい魔術を作るとか、美的置物というものに集中するか」
「ええ、それが普通だ。わたくしもその方向だと思ってます」
なんか長にいっぱい人生経験の色々を聞いている気がするけど、それがつまり、「風」ということで、この人はそれがこの国で一番つよい人だからな。
「そうですか」
「ステラさんはどうですか?薬師として生きますか?」
「そうですね。わたしが子供の頃に貰ったように、薬草や素材を使って他の人に配りたい」
「それは立派な心だ」
「そしてこの少年もいずれイケメンの180㎝の魔術師になるかも知れないので、その未来も楽しみです」
「それは下品と言うか普通の心だ」




