灰色の呪いの衝撃の真実
そのものの境界を割って、エーテルを貰ってからわたしは今の記憶と知識になってるとも言えよう。うん、命に感謝。
「体ぜんたいで考えるから、非常に良い嗅覚みたいななにかで、頭いい人の子がわかるのだ」
「いやですね…そう言えば、おれは「一生あんな奴らと会う」とも思ったんですが」
「うん、それは結構可能性ある事だね」
あいつは頭が美味しい奴だな、というのが「深紅の悪魔」はわかるのだ。それが心の言葉を狩ると言う根本の性質に充実だからだ。人間には嫌すぎる種族だ。
「マジか…」
「まあ、でもその後いっぱいブイオさまと喋って結論出したんだが、元々「欠片」がこの地上に希少なもので、それに「灰」が偶然当たらないと、「呪い」は「悪魔」に生き返る事ができないのだ。
一端復活した深紅の悪魔が、きみみたいな奴を狙うのは結構可能性ある話だけど、その前提自体がそうとう確率が低い話だ」
「確率?」
「世界には色々の出来事があるだろう。わたしがきみに合う運命があったり、もともと「亡霊」にならなかった運命もあったり、最初のその深紅の悪魔の野郎と戦ってやられた運命だってある。これらをただの言葉の塊みたいに見て、それを数えて考えて計算をしたものだ」
「それも普通の考え方ではないですね」
「それはそう。非凡の心の意思の方が、そんなに計算ができるものではないんだから。「目的性」と精度によるエーテルの流れとか、術の施しによる淀んだ気の環境とか。
いっぱい複雑な出来事がある世界の色々が、そんな簡単な石ころのカタチみたいに数えられるはずがない。ただ「そんな気分の」話だ」
「魔力素材の不良率みたいなものか」
「うん。不良のものを使った運命のことだな。
わたしに親しい概念を言うと、「種がいっぱい」ある中で腐った奴、蟲が齧ったやつ、優れた勢いで芽生えるやつの数みたいなことを、世界の運命や物語に比べて考える仕方だ」
「ふうん」
「とりあえず、その確率というもの的に、「ブイオ様の一部が落ちる」。そして、「それに灰色の呪いの灰があたる」この二つの出来事が噛み合うのは、この事件自体が示すように、「偶然投げた石ころが特定の石にぶつかる」みたいな稀のことなのだ。だから「深紅の悪魔」はそんなにひょいひょい出回るものではない。
でも、いったん出たやつはきみみたいなものを狙いやすい。そんな感じだな」
「いやだな」
「まあ、「心の言葉のエーテルを被る」がしょうがないからな」
そうだ。「手から炎、水玉などが出てくるもの」に比べて■■■はそんなに強いものではない。でも、もともとターゲットが一人になるところを狙って、見えないエーテルを被って術が出せなくするのだ。
だから、そのきのこの性質で、知性体は支配される。きのこが根元に張って流行るとも同じく、心の言葉というエーテルリソースを搾取されるのだ。それも「金属の瓶」が無いとできないけどね。
「はい。おれはもちろん暗いところの怪しいものを見て、あやしい魔力を感じて「させるか!化け物が!」と思って「炎矢」を放とうと思ったんですが、もともとその呪文を叫ぼうとした事が、頭が重くなってなんも出来なくなりました」
「それが狼が羊を狩るみたいに、あいつらが頭いいものを狩るために開発してる方法だ」
「なるほどではない」
「うん。わたしはちゃんと人だから安心してもいいと思うよ」
■■■は色々あってみんな粉になった。「良い■■■と悪い■■■がいる」ではない。ぜんぶ脅威だ。
でも、わたしは自分が人だと思うからな。




