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理想を考える事

「なんか贅沢とか思うのは「森の姫様」の物語性を汚すぞ」


「それはそうだけど。わたし一人の時の心の言葉とかそういうのだったんでしょう。勝手に読まないでください。こちらは使い魔の中で権利持つ知性体の方なんです。

そして分かりづらいから「ブイオが喋る。「なになに」」とか付けてください」


「バカみたいじゃないか」


そして少年が言う。


「もし「おれが成功してそれに便乗する」などのくだりなら、

もう言ったけど、それはおれの本望でありますから。むしろ定めがあった方がちょうどいいと思います」


「わからないことだ。きみはまだ8才だぞ。」


「余計なこと言わない」


「わかった。別に意味はなかった」


「はは。それはそれとして、その「森の姫様」は、贅沢ではだめなんですか?」


少年が問う。


「そうだな。それはもともとわたしの曖昧な「白神女影響キッズ」の話から始まったものだから決められてるものではない。でも、そのお方がそうであるように、「いいなりにできるお姫様」とはちょっと違う、そういう感じだから。「欠片集める」本題の仕事と噛み合って、身軽の方が望まれるということだ。ただわたしとブイオさまの感覚だ」


「そうですか」


「わたしもそれなりにあれだよ。クララとしてぜったいできないお星さまとの因縁ができたから、その過程は…なにがなんだかわからないままの、怪物との戦いだが、客観的に理想の道だから。

それが多分「森の姫様」なんだろうな、的な」


「ほう」


「「理想」と言えば それもちょっと気になるな。その「堂」の教授たちは、現代の賢者たちは、なにか「でかい目的」などはないのかな」


少年の話によると、その人たちは品が高すぎて、お仕事も全部やった後も、ちょっと自分の理想の何かができる余裕があるらしいじゃあないか。


エンブリオはちょっと考えて、答えた。


「そうですね。そういうのは個人の心の中だから、おれがその言葉を読む(すべ)が無い以上、わからないけれど。おれの考えでは魔術ギルド長に限っては、「今の魔術ギルドそのもの」がデカい目的であると感じます。めっちゃ全てを入れてやってますから」


「確かに。それが長なんだね。見事なものだ」


「はい。拾ってくれた恩人だし。尊敬してます」


うん。(ちょう)はそうだ。王様みたいなものだ。その人はたぶん「国際組織、魔術ギルド」という国の王様なんだ。


「なるほど」


「他の3人は、「火の堂」「水の堂」「土の堂」は正直本人から聞いたこともないし、ギルド長の目標に同感して一緒に動く感覚が強いので、その個人個人の本当の本当の大きい理想とか、他にあるかも知れないと思ってます」


「きみを助けてくれたミカエル氏は、意外と「平穏な日常」が本当に憧れかも知れない」


聞くには、その人は戦場に行き過ぎているのだ。


「それはおれもちょっと思ってました」


「人を焼くと言うのはそういう事だ」


「はい」


あれなんだ。たぶんその人は、「ムッ」とすると家族も焼いちゃうかも知れないのだ。個人の精度が優れてて大丈夫だとしても、本人はそう思っちゃうのだ。それほど強力で、戦争は人の心を焼く。このものが「やさしい」と言ったから、そのミカエル氏の心は人の子のものだろうから。それはつらいな。


「うん。マギアはやはり大変だ。わたしは「木のエーテルの適性がないなんてなんということだ」と相当絶望したけど、才があるのがもちろんこのような専門職得られる分いいけど、ひとりでは生きていけないし」


「そうです。一人で生活するのも限界があって、ここみたいなところに来れるかも確定ではない。そして、「はい、おれが最強」しても、それは毒だ」


「そうだね」


人は多いのだ。「はい、おれが最強」のその場合も「王様みたいに」ではなくて、実際王様になるまで上がるしかないのだ。そうしないと追われる。終わる。

そして、社会の仕組みはそうだろうけど、もともとのマギアの適性がそれを(はば)む。


「ギルド長はその分すごいんです。ちゃんと王系と名家と教皇庁との間で専門職の派遣とか理論の発展などに分散して、ギルドとご自身の利用価値を維持してますから」


「そう。「あいつ追い出すより、いい関係維持した方が得かな」にさせるのね。すごいね」


それはわたしもこの市町を見ると感じるのだ。


「だから、おれはラファエルギルド長は何かのマジもんのバケモンではないかと考えたりします。チカラもそうですが、それより、マギアとしての意思が違うから」


「魔力も随分すごいだろうね。(おさ)だし。5%くらいあるだろう」


「はい。まさにそうです。「火」「水」「土」「風」全員それくらいです。本調子や術の相性などがあって、これから鍛錬や勉強がどう働くかもわからないけれど。」


へーあたった。それは、「それが人の子の限界」とか、あるかも知れないな。


「20%か。なら他のみんなの一部が対敵しても…えーと。残りの4分の1が全員集合してやっとだ」


「計算できるんですね」


「これが深紅の悪魔の頭だよ」


「そうですか」


「あいつらは基本的に記憶力も完璧だけど、それよりは演算速度の方が優れてるのだ。それがキノコみたいな頭の構造だから、そうなってる」


「へえ」


「そして実の事、体ぜんたいで計算するから、その分早くて鋭いんだね」


「そうだったのか?」


ブイオさまが反応する。


「おや、知らなかったんですか?もともと深紅の悪魔の詳細はブイオさまの方が有識者だったんですが」


実際、怪物の名前も定めも「桜のドルイド、ステラ・ロサ」になってから聞いたものだ。


「おまえは本人の記憶が混ざってるのだから、その記憶が結合して、戻ったものが本人として詳しいに決まってる」


「それはそうだ」


「体ぜんたいで考えるのですか?」


少年が問う。


「そうだな。わたしは人が頭で考えるか胸で考えるかわからないけど、とりあえずみんな頭がいい人を見て頭がいいと言うから頭で考えるとして。「深紅の悪魔」のぶにゅぶにゅは体ぜんたいが繋がってるなにかだよ」


「そうなんだ」


「だから、心の言葉自体で話すのが基本になってる連中だね。初めての奴もそうだった気がする」


「はい、なんか思考の転換が早い感じだったんです」


彼は「灰色の呪い」が移るほどに接していたのだ。

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