勢いが大事だという事ね
「とりあえず、太陽は熱くて、それが焚き火などと同じ、「火のエーテル」そのものだという事だ」
「ちょっと賢くなった気がします!」
ふむ、古代魔術「木」的にも、「木材を焼いて出るエナジーが低木の形のように出て、それが当たると熱い」はちょっとわかる気がするのだ。やはり基本知識があることは大事である。
「うむ。そしてその「焔」の傾向は、火属性では無くても、エーテルのカタチである以上、同じなのだ」
「それはちょっと知ってますね。勢いよく張って当たる。目的性によって性質はそれぞれだけど。まあ、それが魔術です」
「なぜそれが「火」か?それはおまえは体に「粒糸」が働く、人の子の子を社会化の根本にしているから、「火属性のエーテル」が自然であるということだ」
「まあ、今の新しい知識はいっぱいです!」
次の機会でという事で。
「うむ。なら神話生物理学は飛ばして、「食べる」という動きそのものが日差しを求む樹木のそれと同じで、成長して張るというものが勢いよく行動する事と同じであることも分かるだろう」
「まあ、そうですね」
「ふむ。食べて成長するのが「焔」の理で、以前の「深紅の悪魔」としてのおまえは、欲があまりなかった。そして、クララとしてのおまえはできないからできなかった」
「だから食べようとしてなくて、成長する事にもあまり興味がなかった?」
「そそ」
「なるほど。今のわたし、ステラ・ロサさんは一旦「森の姫様」含め目的がいっぱいだったから、それはマシだったという事ですね。そして、それでもちょっと不安定だったものが、今の恋心の恋愛回路解放になって改善されましたと」
「そそ」
「ふん。愛のチカラか。まあ、確かにそうでありますが。改めて思うと、75000年もこの星に生きている(死んでいる)ものとして1465年生まれの小僧に欲情するとか、ありえない事。この心はあいつが立派なものになるまでいったん温存だ」
実は、わたしはちゃんと10歳であるが、今までの「深紅の悪魔」としてムー大陸でなした経験、「灰色の呪い」としての薄い酷い時間も生きている(死んでいる)気がして、何気にそんなに10歳の娘のままではないのである。10歳で合ってるのも事実だが。「混ざり」というもんはそういうもんだ。
「わたくしは人の子の大人に関しては本当にわからないから、おまえの判断が正しいだろう」
「ふむ。それは、これからこのくっそイケてる国の恩恵に便乗して生きるとなんかできると思いますね。問題は「ドルイドであることは良くない」「薬師の仕事はちょっとは出来るかも知れないけど、いったんなんにも知らん」という事で」
「それはこれから勉強するといい。どうやら少年のコネは太いのだ」
「ゲスいですね、わたしたち」
「いや、「深紅の悪魔」にチカラを与える神様みたいなもんで、桜のドルイドなんだが」
「あはは」
そうだ。少年もそうであるが、零番目の共犯なんだな。




