表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/618

森の姫様

あ、まだ死にはせん。困る。

そこから時間を少し(さかのぼ)って

(おとうと)に偉そうに作り話を言ったんだけど


人の子の概念は全部、聞いたこと、見た事、学んだこと、貰ったものによるのだ。

知ってましたか?

まあ当たり前のことですが


(つく)(ばなし)が「森の姫様」なんだ。

自分は小さくて、「白神女(しらかみおんな)」はどうやら凄く凄く偉そうなので

なら無理か、

そしてうちらは森に住んでいる。だからだ。


いつかは魔術でも呪術でも(かま)いません

白髪のままに偉くなりたい

幸せになりたかった。


勿論家族はみんな優しくて

ここは自分が得られる一番納得できる天国かも知れないとも

何度も

正気に戻ったら、いつも思ったんだけど

でもずっと痛いと人はそういう気になれない

絶対だ


だから「森の姫様」になりたかった。


そんな戯言(ざれごと)に付き合ってくれた弟には

ーわるくないな。


なぜなら、わたしは結構いい(かた)()なのだ。


家族には、もう会う事はないだろう。


ーーーーーー


とかを考えていると、エンブリオ少年はわたしに聞いた。


「そういえば、ステラさんはこれからはどこへ行きますか?」


この後の話は次の機会で。


「まあ、先言ったとおり、深紅の悪魔とやらとずっと戦うだろう。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ