もうちょっと後で話すと思った
長い話ではない。わたしの75000年の
■■■■■の爆発や
■■■■■■■による一族の殲滅
先、少年が見たであろう
変な夢の■■も全然関係なくて、
わたしの過去は全然なくて
ただ短いわたしの過去だ。
後でもっと話は盛るだろう
何回も人の子に
出会って過去は
膨らみ、変わる。
だからあらすじだけね。
わたしは、このフィレンツェ周りの、森の村
いつ死のうともおかしくない病弱美少女として生まれたのだ。
村にはやせた牛さんが一匹、村に時々来る、ドルイドさんが一人いて、
わたしはその人に珍しい存在の御伽噺や、「白神女」の伝説などを聞いた。
体は弱くて仕事はなんもできん
だから話を偉そうにしゃべるのがわたしの仕事だ。
本当にいい家族で、病弱であっても、仕方なく、面倒を見てくれて
頭は元々白かったよ。
ドルイドさんは「彼女に似て、綺麗だね」と言ってくれて
わたしはただただ、「白神女」に憧れたのだ。
(今更だけど、彼女は白髪の女らしいのだ)
いつもデカい、白いうしさんと一緒らしくて
村のとは全然違うか、と比べたり
肌が辛くて、喉が辛くて、痛くない日は1日もなかった
他はまあ、いいのだ。そんな感じで、10歳になる夜に病で死んだ。




