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そして空から邪悪な汁が落ちたのだ

そんな感じで、まだ1472年の12月の7日の夜でございますが、

灰色の疫病の娘が通った道を、喋る鹿たちは静かに眺めていた。


フィレンツェの山の森。


「あの人間の娘、どうなるのでしょう」


「わからないな」


そのものは「疫病」だ。基本的に人間を狙って、感染するもので、体が破壊されるといったん止まるらしい。(きのこの胞子みたいな性質もあるけど、いったん基本的に知性体が必要だそうだ)

しかも、何人分の毒だったのだ。あれは。


「あの意識は本当に邪のものではなかったけど」


脅しで木を真っ二つにしたところを見ている。この威力で飛ぶ呪術で、ふつうの獣之魂(アニマ・リン)が耐えられるかな?難しいと思うが。


「そうだな。でも、人間の意識であるから、すぐ正気を失うだろう。あの人間たちの岩の群れも、けっこう大変になるかも知れない」


「そうでしょう」


その時、今年の夜空はとりあえず狂ってるので、600年後の人間の子供が「Great Comet of 1472」で調べると大体出るであろう、しかも12月になってもこうだ。そう、非凡の流れ星がずっと降りているのだよ。


「今年は本当に紛らわしい一年だ」


「これからもそうでしょうか」


「そうだな。わからないけど、我らは群れと山を思いながら精一杯生きるしかない」


「命あるものの前提ですね」


「うん、そうだ」


そして、流れ星の一つは、

宇宙から来た色彩(クロマ)は、虹色の頭を煌めきながら、

非凡(エキストラ・オーディナリー)のチカラを持つものが見たら「ちょっと大変だな」とか思うような、

そんな奇怪な色と明確な敵意が感じられる目つき・

此処(ここ)を見ている1000憶の漆黒(しっこく)と狂気を持ちながら、


キイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ


どっかの神秘な生体破壊光線(レーザー・ビーム)に撃たれた。


そして、流れ星は急に速度を失って、人間の(さと)かその果てに行こうとした軌道を変えて


ドババ!!


先「疫病」の人間が斬って死んだ(作家:植物生理学的には樹木の生命を決めるのは他の基準もありえると思いますが一旦)木の根本に零れ落ちた。


「ほ」


「これは一旦避けますか」


「離れてから見よう」


鹿たちは明らかにやばばのやばだったので、少し距離を取ることになって、


わたしはまた、敵意(いし)(せいめい)を得て、絶望(せんめい)に目を覚めたのだが。


「寝ていたのか。」


なんかムカつく事があって、いつもの妄想の呪術とかを放つ想像をした。そして気を失ったのか?


「以下省略、「(スフィア)」と「(マナ)」」


ドクン!!


そして宇宙から来た液体のものは、容易く人の子の子の形を取る。


「ふん、やはり今日もわたしはくららである。おはようございます。今回はマジで死ぬと思った」


色彩(しきさい)の、何かの(アクア)に染まった亡霊が、立ち上がり、森の中を観察したのである。

先と完全に同じだが、目は赤くて髪型は長い灰色。ボロボロだ。


「ほ。そこの(おさ)(ひとつ)聞きたいが」


「なんだ」


「人の子が住んでる「フィレンツェ」というところは、あっちで合ってるか?」


そして全く同じ質問。


「そうだ」


少女の姿形は、行動は、記憶は、思い出は先見たものと全く同じ。だから非常に奇怪であった。


「ありがとー」


そして手を振る。特に惨殺が起きたりしません。

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