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わたしは多分俺強い系主人公にはなれない

話者(わしゃ)切り替えだ


わたしだけど

ステラ・ロサさんです。


+++++++++

(はじめ)の時代

1473年

1月1日

+++++++++


まあ、まだエンブリオくんの家です。

実はですね、彼に、きみきみ、偉そうに言ってですね。


わたし、ドルイドでもなんもないんです。欺瞞(ぎまん)だ。そのフリをしているだけです。

いや、ドルイドではあります。ちゃんと知識もあって、エーテルも(あやつ)られるし

呪術も使える。


でも、どうしてこんな運命(うんめい)になっちまったのか。

頭の中はずっと混ざっているままで。

綺麗に整理ができることは、たぶん

これからも、わたしが「森の姫様」になろうと、ないんだな。


エンブリオくんは、わたしの適当な話に納得したようだった。

(本当に頭がよさそうだ)


「多分あれだろうな…」


と、頭を(かたむ)けて

人差し指を回したり、自分の側頭(そくとう)を軽く叩いたりしてた。

エーテルの操作だ。


わたしがわたしに軽く説明(あたまのせいり)すると、

子供の頃から風邪で死にそうになった時、何回見てくれた、ドルイドのばあちゃんがすべての始まりだったかも知れない。


白神女(しらかみおんな)」の憧れも、「森の姫様」の妄想も、そこから始まった。

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