ハンター試験
もちろんこのものは頭が良くてすべてを疑うわけだ。
もし、手記を探して、ちょっとでも触れると、わたしがそれを触ったことくらい、すぐに分かる面妖な術がある訳で
そんな疑い99%の疑心暗鬼のものが、かわいい年上の女の子を部屋に許して「本でも読んでください」とか、これは試しである。準備したわけではないとしても そうだ。
100%ですか?重いですか?みたいな
気持ちいい甘さだ。
言ってたしな。
そうだ、これは彼が言ったハンター試験みたいなものなのだ。
騎士と違って、国や集団に所属してない、非凡のものを狩るハンター
そのものたちは、まあ、国から見るとただの腕が利く危険物みたいな感じだから
このなんとか戦争、なんとか戦争、なんとか戦争、そしてなんとか戦争が行われる現代ヨーロッパ
(どんな社会のものがこの物語を読んでも、これと共に、魔術ギルド経由の歴史書もちゃんとあるだろうから、「歴史」コーナーのそれを参考するといい)
そんなものが、ハンターたちが あっちこっち見回って活躍する事など、お偉いお方は誰もお望まない。
悍ましいことだと思うだろう。
でも、この「ハンター」というものが無いと、それもそれで国の手が届かないところの魔法生物が自由村落の住民を美味しくいただくことになって、こんなところは「騎士の守りを必要として無いが、商売相手」なので、困るのだ。無くなると、全体的な交易や生産に悪しき影響を与える。
だから、国もちょっとの責任の機械を制度化して、掟みたいなものを作って、ハンターが適切に活動できるようにしている。(たぶん偉い方に頭がいい苦労人がいるだろう)
ハンターは誰でもなれる。わたしみたいに、すぐ「おれが相手だ!」と叫びながら魔力生物の頭を叩くと、それがハンターだ。でも、まあ、弱いのね。
そして弱いものの熟練の為にはちょっとの師匠が必要で、
ものを作って取引する仕組みも必要で(これに関して疑問がある読者は「袋」のくっそくだらなくて長いくだりをもう一度読むといいだろう)一人ですべてができる奴なんて、最小、人の子の中には存在できない。
即ち、新しい素人をハンターにしてくれる玄人のハンターがいるわけだ。
そのものたちをコントロールするために、「「エーテルの気力の技」のコツも教えるための協力もしよう、その反面、互いにちょっとの責任を負わせる」仕組みがあると聞いた。
つまり、こうだ。
玄人は、支援を貰うから、これは結構必要なものだ。
素人は玄人に損になるようなことをすると、それからの取引が出禁になる。
縄だね。
(そして、この全体の過程で使う費用が、「このものたちを無理に騎士や国所属にさせるためのお金や、逆に、ぜんぶ捕らえて広場で焼かれるための苦労」より安いということだ。でも、凄く複雑なのだ。マジでどうやって回してんだ?ただものではない。)
その「縄」を貰うために、素人が玄人に受けるのが そのハンター試験というもので
そうです、これまでがここの、現代社会の、ルネサンスのヨーロッパの「ハンター」に関した仕組み。
読んでくれてありがとうございました。
この物語はハンターのものでも無くて英雄のものでも無くて
桜のドルイド、ステラ・ロサのものなので
ただ、今までの話題は、わたしと天才魔術少年のラブコメ要素の味を付けるための駒である。
もちろんこれまでの知識も、ぜんぶ ここで すやすや寝てくださいをしている、頭が良くて顔が良くて金髪がさらさらの坊やが騎士小説と魔術ギルドの勉強で2年間吸収した知識で、それを、わたしも一応「深紅の悪魔」の性質をもっているから知識の吸収は上手い方だ。
(正直、興味がわく「颯」の適切な会話のための記憶力は、クララの時期からも良かった)
ハンター自体はどうでもよくて。少年のテストね。
試験には色んな種類があるらしい。もともとハンターになろうとするものは❶非凡の力に優れてて❷所属する気はないけど、平民を助けるような心気持ちを持つ。ここで、そう。もう、そんなに多い訳がないな、100人が一気に挑戦するとか、全然 現実的ではないだろうな、とか感覚が来るだろう。そうだ。騎士小説というものは一目にどんなに絶望的で刺激的な状況に見えるとしても、大体の地味なことが裏で全部 手当されている、夢と希望で満ちているものなのだ。まあ、それが面白いと、このものは敢えて言ったのだが。(でも、魔術師のお仕事は剣を振ることではないだろう?)
そして❸魔法生物には面妖なものが多いのだ。
だから、強くて、前に出て、騙されず ややこしいものが通れる素質を見ると聞いた。
確かに、ありがとうございました!と握手をして、それで「灰色の呪い」でも移ってお居なくなりますとそれもそれで玄人として困惑である。
ふつうの狩り人も。わたしの父も、それくらいの心得は頭に入れてたしな。
まあ、その面妖なもののひとりがわたくしでございます。
そしてこのものが、エンブリオ少年がそれを知らないわけがないのです。
わたしは、そう想定してるのである。
けど、それはこの後 直接 聞いた方がいい。
直接確認することは大事だ。
思い込みは不安になって、不安は目と耳と鼻と舌と肌を防いで、
毛とハサミと羽とアンテナと甲殻をちぎって、
頭の起動も心の安定も妨害して、全体的な廻の働きを壊すのである。
そんなコミュニケーションができてなかったから、「賢者の国」の、あの「風のお仕事もすることになる」あれこれが あったわけだ。「師匠」に聞いたから…うん。あ……(^^♪
シンプルな社会はいいものだ。見ろ。この少年はこんなに新鮮で顔が良いじゃあないか。人の子の日常にはそんなものが大事なのだ。たぶん。
とりあえず、報告も、知識の学も、使える物にするための熟練も大事だという事で
この少年のテストの事に更に改めて戻ると
「おれにどれくらい興味がありますか?」という、些細で、可愛い質問である。
でも その品が「英雄」くらいにはなるであろう、くっそ重い想いなのだ。これは。
わたしはこのものを助けていて、だから部屋に許している。
でも、多分わたしを化け物であると認識していて、でもでも、すやすや寝ているのだ。
だから、ここでわたしが取るすべての行動が試験だ。
全体的な状況がそうなっている。
そろそろちょっと考えるのが面倒くさくなったので
やはり、植物の話が山林専攻のものには似合うと思いながら
「ふふん。更新してやろう」
わたしは右手で術を施し、少年の安眠にもう一味加えてくれた。
「素」は「こころの安定」
「性」は「あまい花」と「油濃い」の二重
「種」は まあ、もちろん花と種だね。
「呪文自体も匂いに合わせて、多彩にした方がいいかも知れんな。ふぅ」
そう、たぶんこのものはわたしの香りに染まることになるだろう。




