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ヨナさんは日本人だけれど『チート』という単語を知らない

「零戦とかをコピーするんだと思っていたのだけれど」


海防艦択捉などはそうしたのだし。

WW2や大日本帝国のすでにある設計が使えるというのが、イリス漁業連合が時短をする工夫であり、開発力の源泉たる『ズル』だったはず。


「零戦にしない理由は?」

「端的にいえば、人造艦船ほどヨナさんの日本知識が役に立たないからです」


さもありなん。

空母甲板の上にごみごみ乗っているおまけという認識しかなかった。


「端的にいうと空母鑑賞に邪魔だと思ってる」


なんというか、ごめんなさい。

掌砲長が呆れる。


「ヨナあんたどれだけ航空機が嫌いなんだよ」

「べつに嫌いじゃないのよ? 興味ないだけで」


大好きな艦船の外観についてならしっかり覚えているのだけれど。


閑話休題。

ミッキが話を続ける。


「前例は少ない形状ですが推進式であれば、古代戦艦イリスヨナのシミュレーションが役に立ちます。

飛翔体シミュレーションはミサイルをプリセットしています。

尾部に推力を持つ機体であれば、船体の時ほどではありませんが、設計を補助することができます」


なるほど。


「もちろん風洞もまだですから、エンテ形状に問題が見つかるかもしれません。

そうなればやっぱり零戦コピーにするかもしれませんが」

「つまり決定打があってこの形状というわけではない?」

「そうです」


ミッキが肯定する。

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