表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
153/630

古代戦艦イリスヨナ、巨大海獣の体内へ / 空中円盤を魚雷で砕け / VS巨大イカ空中決戦4

衝撃で吹き飛ばされるフーカ。

フーカが魔力操作と受け身で無事なのを船体側センサで認識しつつ、視線は前へ。


巨大イカがイリスヨナを飲み込んだことを確認して。


後部旋回式魚雷発射から魚雷を発射。

『後部魚雷、投棄!』

後部旋回式魚雷発射管の役目は終了。


イリスヨナの船体が、船首から斜めに持ち上げられる。


『機関最大戦速!』


スクリューが海面を進み、そして巨大イカの体内をかき回す。

ダメージを狙ってのことではない。

推進機関は通常の役割どおり、前進することだけが目的。


「敵、円盤怪獣の回転歯が動作、収束を開始しました」


副長が報告してくれるが無視。

副長のように双眼鏡をかまえていなくても、第1発令所の丸窓から向かってくる回転歯が見える。


『艦首衝角にエネルギィ充填開始。総員衝撃に備えよ。カウント開始』


この状況で神に祈るような者は、この船にはひとりも乗っていない。


『5、4、3、2、1』


カウント・ゼロと同時に、後部旋回式魚雷発射管から投棄した魚雷が時限信管で炸裂する。

同時に衝角から衝撃波を発生。

下から爆発で船尾を押し上げて、先端部の衝撃波。


それほど強固ではなかった巨大イカの胴体を、イリスヨナの船体が突き破った。


----


敵、巨大イカ型円盤怪獣に飲み込まれ、ほぼ直立した状態の古代戦艦イリスヨナ。


巨大イカの肩あたりから先端が突き出す。

イカに肩はないが。


身動きのとれないイリスヨナの艦首、その鼻先に、浮遊円盤があった。


『前部魚雷発射!』


本来ならイリスヨナ積載の高性能魚雷は、安全のためイリスヨナから距離をとって起爆するのだが。

前部発射管から圧搾空気でぽんと飛び出した魚雷は、安全装置を解除されている。

発射してすぐに円盤怪獣を支える円盤へ激突し、調停された通りに直近で炸裂した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
本作に登場する架空艦『古代戦艦イリスヨナ』を立体化! 筆者自身により手ずからデザインされた船体モデルを、デイジィ・ベルより『古代戦艦イリスヨナ』設定検証用模型として発売中です。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ