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あふれる思い
少しずつですががんばってかきます。
次の日は変に意識せず今までどうりさゆと接したリト。
今考えるとバカみたいだ。
さゆはこの時すでに昨日の記憶がないのに…
「ねぇリト。私ね。新しい記憶がはいらない病気なんだって」
「うん。」
言ったさゆが驚いている。
「驚かないの?それともやっぱり会った事があるの?」
リトは返事につまった。
「どうして答えてくれないの?正直に言って!私、気になるの。リトとははじめて会った気がしないから」
「さゆ!」
リトはさゆを抱きしめた。
我慢しようと思っても思いがあふれる。
「さゆっさゆっ」
「えっリトどうしたの?急にちょっとはなして!」
そう言ったさゆの頬は真っ赤にそまっている。
おもわず顔から笑みがこぼれる。
愛しい。
その言葉以外みつからない。
さゆは顔を真っ赤にそめながら体をはなした。
「わ、わたしもう行くね」
「うん。また明日。」
「う、ん」
さゆが行ってしまった後もさゆのやわらかさをこの手がこの身体が覚えてる。
なぁさゆ?
これは憶えてくれたのか?
もしまだだったとしてもそう遠くはないよな?
そういってほしいよ。
さゆ…