表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/19

ふた

さゆの事が好きだと自覚したリトは次の日から通うのが恥ずかしくなった。

いつもみてるさゆの顔がいつもより何倍もかわいくみえたから。

でも通い続けてわかった事がある。

それはさゆの表情が毎日かわらない事。

他の人からみたら普通だと思うけどさゆの表情はつくり笑いだ。

「なぁさゆ?」

「なぁに?リト」

「さゆは不安にならないの?こわくないの?」

するとさゆはまたつくり笑いをして

「平気だよ〜!私、強いもん。」

さゆの返事を聞いてリトはこんな質問をした事を激しく後悔した。

抱きしめたくてたまらない。

無理につくり笑いをするさゆの頭をなでた。

ポンッポンッって。

するとさゆは悲しそうな顔をした。

抱きしめてあげる事が出来ればどれだけ幸せだろう。

けど俺が抱きしめたら二人の関係が悪くなるかもしれない。

だってさゆからしたら初対面の男の子だもんな。

さゆへの気持ちなんて気付かなければよかった。

そうおもうのは俺の勝手だろうか。

この時リトはさゆへの気持ちにふたをした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ