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決心

その時さゆがちがうと言ったのでそれ以上聞かず、屋上をあとにした。次の日リトはさゆに会いたくて屋上にいった。屋上ではさゆが日向ぼっこをしていた。リトはさも偶然をよそおって声をかける。「また会ったね」するとさゆは不思議そうな顔をして「私、あなたとどこかで会いましたか?」と言った。「えっでも昨日…」「昨日ですか…うーん会いましたっけ?」「リ、リトだよ!!」「リト?はじめまして私はさゆ仲良くしてね」彼女の笑顔は本物で嘘ではないようだ。そしてさゆは昨日と同じ夢を書き始めた。昨日の事がまったく頭にない。それがさゆの病気の内容なのだろうか?そんなことを考えていると看護師さんがやってきた。「さゆちゃん検査の時間だよ〜」そう告げるとさゆは元気に返事をして行ってしまった。

さゆが行ってしまうと看護師さんはのびをして休憩をしている。

「あのー、さゆちゃんってどんな病気なんですか?昨日あった事も覚えてなくて…」

すると看護師さんは少し悩んだ顔をして「う〜ん(#+_+)本当は直接きいてもらいたいんだけど…さゆちゃんは自分で話せないし…」

「話せない?どうしてですか?本人にも話してないんですか?」あからさまに動揺するリト。

「ちょっと落ち着いて…深呼吸してね!そういう意味じゃなくて新しい事覚えられなくて。毎日看護師が説明してるの。だからさゆちゃんも自分の病気を知りたてなの」

「言いたい事がよくわかりません!でもやっぱり覚えられないんですね…」

リトはガッカリした顔をしてため息をつく。

「たしかに覚えられないかもしれない。でも仲良くしてあげて。毎日少しでも話してあげて。さゆちゃんが心から笑っている所見たことある?私はそういうさゆちゃんをみてみたい」

「でも覚えられないんでしょ?」

「そうかもしれない。けど私は信じてる。」

看護師さんの強い主張にリトはおれた。

「わかりました。やってみます。俺もヒマだし…」


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