最後の願い
いよいよ最終話です。
それから2年がたった。
「リトくん。相変わらずまじめねぇ。」
リトはさゆが亡くなったぴったりの時間に来る。
「まぁ今年はやっと整理ができて。返事ができますから」
そう。
あの話にはつづきがある。
さゆが亡くなった次の日リトはさゆのお母さんから一通の手紙を受け取った。
もちろんさゆからだ。
〜リトへ〜
この手紙をリトが読んでるって事はさゆはもう死んでるのかな?
でもそれでもかまわない。
私はとても幸せだったから。
あの日リトに出会って私は人生がかわった。
それまで毎日が楽しくなくて仕方なかった。
あの日リトと出会うまで。
リトに出会って全てがかわった。
人と話すのがこんなに楽しい事を知った。
リトとする全てが楽しくて仕方なかった。
ねぇリト。
憶えてる?。
私が初めて会った日に言った夢。
そう。
「明日を楽しく生きること」
あの夢はリトと出会ってすぐに叶えれたんだ。
だから私は新しい夢をつくったの。
何だと思う?
私結婚して幸せになって子供を産んであたたかい家庭をつくりたかった。
これが私の夢。
だからリトが私のかわりに叶えて。
私の最後の願いだから。
今すぐとは言わない。
けど幸せになってね。
絶対だよ。
リト愛してる
〜さゆより〜
今考えるとすごく残酷だよね。
さゆの事を愛してるって言ってるのに。
でも俺はさゆのためじゃなくて自分の為にこのねがいを叶えるよ。
今日やっとその一歩を踏み出せる。
なぁさゆ。
もし誰かと結婚してもその次に
愛してる
永遠に
今まで読んでくださってありがとうございました。
初めてかいた作品で少しめちゃめちゃですがみなさんに読んでいただけて何よりです。
次はファンタジーにも挑戦しようかなと考えてます。
また次の作品も読んでいただければ幸いです。
評価や感想待ってます。
次に会える日までさようなら。