9 破壊の舞台
次なる戦場は、敵の補給拠点だった。
敵の次世代無人機群とAI制御の防衛システムが、鉄壁の守りを敷いている。
俺たち傭兵団は、この補給拠点を叩き、敵の進行を止める任務を受けた。
朝靄の中、俺たちは補給拠点を目指して移動を開始した。
周囲は静まり返り、まるで嵐の前の静けさだった。
『修羅、無人機の編隊が上空にいる。
お前の動きはすでに敵に捕捉されている可能性が高いぞ。』
『なら、迅速に片付けるだけだ。』
俺は神威の声に答えながら、腰の黒炎の霊刃を握り直した。
突如、遠くから機械的な音が響いてきた。
敵の無人機が高速で接近し、そのセンサーが冷たい光を放っている。
「修羅、来るぞ!」
ガロンが叫ぶと同時に、無人機が一斉にミサイルを放った。
「防護の結界よ、我を守れ!」
俺は詠唱し、防御結界を展開した。
ミサイルが結界に直撃し、爆風が体を包む。
だが、結界はまだ持ちこたえている。
『結界の消耗が早いぞ、修羅。
一撃で無人機群を潰せ。』
『分かっている。』
俺は右手を掲げ、ルビーの魔石が赤く光り始めた。
「炎よ、嵐となり敵を焼き尽くせ!」
詠唱とともに
空中に
無数の炎の球が
生まれる
それらは無人機に向かって
一斉に飛び
次々と炎の中に呑み込んでいった
爆発音が連続し、無人機の破片が雨のように降り注ぐ。
だが、敵の数はまだ減らない。
補給拠点の外周に到着すると、自動砲台がこちらを狙っていた。
その砲火は正確無比で、一瞬の油断も許されない。
「俺が先に行く。援護しろ。」
俺は一気に前進し、黒炎の霊刃を振り下ろした。
刀身から放たれた炎が砲台を包み込み、次々と機能を停止させていく。
マリアの声が背後から響く。 「次は左!センサー破壊!」
リックの狙撃がそのセンサーを正確に撃ち抜き、俺たちは防衛システムを突破する。
『修羅、敵の反応が弱まっている。
だが、油断するな。補給拠点内部にさらなる防衛が待っているはずだ。』
『次も叩き潰すだけだ。』
補給拠点の内部は広大だった。
そこには大量の弾薬、燃料、そして無人機の補給設備が整えられていた。
「ここを潰せば、敵の進行は大きく遅れる。」
ガロンの言葉に頷き、俺たちは一斉に攻撃を開始した。
無人機の新型が出現し、激しい戦闘が再び始まる。
だが、俺たちの連携は完璧だった。
俺の霊刃が炎をまとい、新型無人機を両断する。
ガロンとマリアが防御と援護を行い、リックの狙撃が敵の指揮系統を破壊する。
数分後、補給拠点は瓦礫の山となっていた。




