世にも不思議な位置関係を生み出すもの
世の中には知る人ぞ知る!というものがありますが、言葉を裏返せば知らない人は知らないと言うことですね(笑)
今日のお話は古都京都の話です
そして場所は京都御所がある京都御苑近辺の話なのです
京都観光に行かれたことがある方は、多分一度は京都御所へと足を運ばれたことがあるのではないでしょうか?
ただ、私も普通に御所に行くなんて言いますが、厳密に言いますと御所は天皇のおられる場所ですので、殿上人でもない限り入ることは許されません
なので、御所が建っている公園みたいな所、これが京都御苑ですね
そこへ行って御所の周りをブラブラするのです
江戸時代まではここに皇族や近衛家等の五摂家の屋敷やら貴族の屋敷があったようですが、今はここには御所とかつての仙洞御所であった京都迎賓館やら管理事務所、皇宮警察本部京都護衛所はじめほぼ公の建物しかなく、まあ誰でも入れる建物としてはトイレぐらいしかないのかなぁ・・・そういえばテニスコートがありましたねぇ
ほんと公園という感じですね
この京都御苑の北側に面している今出川通を挟んで向かい側に冷泉家の屋敷がありますが、玄関がある今出川通以外は同志社大学がドカンと周りを囲んでいます
また、同じく京都御苑の西側に面している烏丸通を挟んで向かい側にあの今や東京でも羊羹で有名な「とらや」の京都一条店があるのです
皇室御用達で京都にて室町時代創業の「とらや」も、東京奠都となり同じように東京にも進出したそうで、京都のこちらが本家本元です
そして京都御苑南側に面している丸太町通には・・・特に紹介するものもないのですが(笑)・・・しいて言うなら京都地方裁判所があります
で、本日のメインの話はこの京都御苑の東側にあるのです
東側に面して細い道路らしきものがあるのですが・・・通り名がややこしくて、東極大路、あるいは梨木町通、その南側が寺町通に繋がるので寺町通とか・・・位置によっていろいろな呼び名があるようです
この細い道路とさらに一本東側の寺町通の間にある長細い三角形の土地!
なんとも不思議な場所がここにあるのです
この三角の土地の南北の真ん中ぐらいに通りの名前にもなっている梨木神社と言うのが鎮座されています
明治18年創建とか・・・京都にしては珍しく歴史が浅い神社ですね
なるほどご祭神が明治維新に活躍された三条家の方のようです
ここは北側に本殿があり南に向かって中門、さらに南に拝殿、さらに南に神門があって、そこから参道をさらに南に行くと二の鳥居があるのです
が・・・
ということは、さらに南に一の鳥居があるはず!
あるのです、ほぼ真南にあるのですところがですね・・・
お互いの鳥居は直線上にあるはずなのに見えないのです
というより、とても不思議な光景が目の前に広がっているのです
それは・・・・
なんと・・・・
一の鳥居と二の鳥居の間に低層ですがマンションが建っているのですよ!
一の鳥居を北側へくぐると直ぐマンションの建物にぶち当たるのです
なので、二の鳥居へ行くにはこのマンションの建物に沿って迂回しないといけないのです
そしてこの場所ってほぼ京都御苑の中のような錯覚を起こすところなのです
なので、京都御苑の一部にこのマンションがあるようにも見えるのです
どういうこと?
何故、わざわざ神社の境内のそれも一の鳥居と二の鳥居を分断するようにマンションを建てたのだ?
これね数年前に行った時に初めて見たのです
それまではこんなマンション無かったよなぁ・・・
それも分譲マンションなのですよ!
京都御所のすぐ隣に、京都御苑と一体化したように見えるマンション
いま3LDKの一戸の空きがでて売りに出ているようです
それを見ると2015年6月にできたようです
諸費用を見たら月払いの地代とある・・・
そうかぁ土地は賃貸ということね
それで京都市内のど真ん中やのに目が飛び出るほどの価格ではなかったのか・・・
でも、買いません・・・いや・・・買えませんよ!(笑)
京都ではとても有名なマンションの一つでまさに知る人ぞ知る所だそうです
ここって良い悪いは解りませんが神社のパワーをガンガン受けるんとちがうやろかねぇ・・・
まあ、不思議なところですわ