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詩の目次

「井の中の蛙」 「この世の果て さよなら」

作者: 冬野三月

文字数制限のため、二作まとめて投稿します。

「井の中の蛙」

井戸の底から満天の星を見上げる

輝く星はきれいで一人ぼっち

今だけ心は救われる


夜に降った雨が水かさを増して

陽の光降り注ぐ地表に近づいた

けれど壁の高さは果てしなく

見上げるばかりで飽きもしない


蛙が旅に出る日は未だに遠く

水にふやけて手足も縮んで

オタマジャクシと見まごうばかり





「この世の果て さよなら」

この世の果て さよなら

この世の果て さよなら


遊びじゃないのよ この世界

アドリブ演じて笑い飛ばすの


破天荒は飾りなの

涙はひとり流すもの

体温奪うは夜の傷


この世の果て さよなら

この世の果て さよなら


瞳の奥の決意は陽炎(かげろう)

ただひたすらに車輪を回すの

生活は苦しいの

生きることが苦しいの

甘い考え それでもいいの

朽ち果てていく それでもいいの

この世の果て さよなら

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