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馬鹿ほど強い、異世界旅行  作者: あなたの坂
5/6

ボケとツッコミ

今回、主人公視点ないです

SIDE 町娘


私の名前はリリィ 

父は私の住んでいる町『ガランドール』でたった一つの薬屋なのでそれなりには繁盛している


そんなことはさておき、薬草の採取のため、私は町の外れの森にきていた

あと薬草を二束位とってかえるかと思い足を動かす

それから少し歩いて薬草を見つけた

その薬草はちょっと黒ずんでいたが、とりあえず葉を引っ張ってことにした

「ふんッ!!」














「え?」


引っ張って出てきたのは人間の頭だった

どうやら引っ張ったのは髪だったらしい


なんで?なんで?


よくその頭を見ると、皮膚の複数の箇所が緑色に染まっている

その事に気付き、付近を見てみると毒草が群生していた


もしかしたら、付近の毒草の毒素を体に大量に取り込んだのかもしれない

とりあえず、この人を助けるため、私は町に助けを呼びに行った




――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



彼はすぐに私達の家に運びこまれ、今はベッドで眠っている


父は彼の容姿を酷く表情を強張らせていたので、私はその事について聞いてみることにした


「父さん、あの人の肌、診たでしょ。どうだったの?」


「リリィ、私は彼のような患者は初めてだ」

その言葉を聞いて、私は不安になる


「それって…………」


「ああ、父さんもわからないんだ、リリィ。一応この店も長くやってはいるが、帝国の人にも冒険者にも彼のような症状を患っていた人は見たことも聞いたこともないよ」


「それじゃあ………あの人は………」

気持ちが酷く落ち込む。やはり私は父の血を受け継いでいるようだ

父も自分の薬で人を助けられなかったときは酷く落ち込む


「いや、まだ助かるかもしれない」


「え!?本当!?」


「可能性の話だけどもね」

確かにあの人は肌に異常こそみれたが、その他に特におかしい点は見られなかった


「私ちょっと様子みてくるね!」


「はいはい」


私は二階へと駆け込んでいった

そして、彼が眠っている部屋の前までのたどり着く

一応、私の部屋でもあり、ちょっと恥ずかしい部分もある


ドアノブに手をかけ、扉を開くとそこには…………………














私のパンツを頭に被った変態がいた


本能的に、思いっきり踏み込み、腕を振りかぶる


「あ………誤解ですよッ!誤解でブベラァッ!!」


バキョッ




これが世界の英雄であり、世界一の馬鹿である彼と、

そのストッパーの私との出会いであった

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