生まれ変わった馬鹿
SIDE ???
おろ、ここどこだ?
「気が付いたか…………余の下僕よ」
「うわー、下僕ってwwww中二病で《ジャキン》嘘でェ~す。剣とかあぶにゃいっすよー、てか誰?お前?」
「余は貴様の主であるぞ。口を慎め」
なんか生意気だな~こいつ
しかもイケメンとか、爆発しろ!
「ていうか、俺が喋んなかったら話進まなくね?
だって僕主人公ですから~(ドヤッ)」
「何を言ってるんだ?貴様は?主人公?
それより余に忠誠を誓うのだ、いいな?」
「聞けって言われると聞きたくなくなる。それが俺っち!」
「何故貴様は命令を聞かんのだ!貴様には確か奴隷の首輪をつけている筈だ!」
「怒ちゃやーよ」
「膝蹴るなよ! 貴様ァ! ハッ!!」
「あ?気付いた?『膝蹴るなよ! 貴様ァ!』だってwwww何にもしてないのに。ヒドーイ、ご・主・人・様♪」
「ええーい!貴様何をしたんだ!」
「簡単なことだ。俺っちは『ふざ』と『膝』を文章にすり替えたのさ」
疑問に思っている画面の前の君!僕ちんは自分が主人公って理解しているのだ! タグの『第四の壁破壊』ってこういうこと
「な、何を言ってるんだ!?意味がわからないぞッ!
それと奴隷の首輪が何故機能してないのだ!!」
「え?俺っちに聞かれても。何でだろ…………………
何でだろ~♪何でだろ~♪何でだ 何でだ「いいかげんにしろッ」え~ まだ半分もいってねぇよ」
「貴様には死んで貰おうか。大衝撃魔法ッ!」
え~ 何いってんのこのイケメン(泣)魔法なんてあるわけ
ドカンッ!!!!
すげぇ速度で吹っ飛んでってるよ、俺
あ、後ろに窓があるわ
「この城は二百メートルはある。精々、余の敷地を血で汚さんように遠くに飛んでみせろよ」
あーーーーーれーーーーー 滅茶苦茶飛んでくよ全然落ちる気配がない
画面の前の皆、奇跡も魔法もあるんだよ
前回の祐司と今回の祐司は別物です
実際、記憶喪失になって性格もおかしくなっています
さらに、第四の壁を破るというタブーを平気でするヤバい奴になりました