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白黒高校生  作者: あかね
7/12

制裁

冴子を奈落の底に落とすために私は簡単な嘘をついた。友達にはもちろん。うわべの友達にはSNSを使ってね。

そうしたら、皆すぐに引っかかった。簡単に私の嘘にはまった。冴子の親友も仲良くしてた奴皆、人が変わったように冴子を避けるようになった。

「何かの間違いよ!一体誰が!許さない!」

冴子は毎日同じ言葉を繰り返していた。まるで言葉を覚えたオウムのように。

そんな姿の冴子を見て私は、陰でずっと笑っていた。

しかし、笑っている今の私とは裏腹に黒龍の方は

「チッ!つまんねぇ。もっと面白くしよーぜ!簡単すぎなんだよ。」

と、少し腹を立てていた。そして、

『なぁ。白龍。俺がやってもいいか?』

と言った。

私は、頷いた。

すると、体を黒龍が乗っ取った。私に今あるのは視力、聴力だけ。後は黒龍が乗っ取った。

「ねぇ。冴子。ちょっといい?」

男のくせに女口調をサラッと言う黒龍。

「何?あん時の金を返せって話?」

「そうね。ここで話すのはちょっと嫌だからついてきて。」

黒龍は人気ひとけの無い階段に連れて行った。

「あん時の金は返さない」

冴子は突然そう言った。

「何も返せとは言ってないよ。ただ、あの噂は私が流したの。これが言いたかったの。」

ニヤニヤしながら言う私の胸ぐらを冴子は掴んだ。

「許さない!」

冴子は私の首を掴んで締めていく。

「何やってんの…?」

黒龍は無表情で言う。そして、冴子を離そうとグッと押した。冴子は簡単に離れ階段から足を踏み外した。

ふわりと浮かぶ冴子の体に重なるように私の体も宙に浮いた。

「ばいばーい。冴子…」

黒龍は私の体のヒジを冴子の喉元めがけて振り下ろした。階段から転げ落ちると同時に。私が冴子に重なるように倒れた。

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