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昼下がりのメール
休みの日は大体部屋にこもる私。昼ぐらいになると突然一件のメールが届いた。相手は冴子。うわべだけの友達。なんで連絡先知ってるのか疑問に思った。とりあえず私はメールを開いた。
『ハクちゃん。ゴメン。突然だけど、お金貸してくれない?実は、友達から脅されてお金を渡さないといけなくって。とりあえず、5万。ハクちゃんだけが頼りだよ。お願い』
コイツ嘘が下手くそだな。私は、一瞬で分かった。そもそも頼るなら他にいるだろ。普段から私を頼るようなやつじゃないのにこんな時にかぎって頼ってくるなんて。まぁいい。コイツのウソに付き合ってやろうか。私の脳裏にそんな考えがあった。
『いいよ。今どこ?持ってく。』
私は、メールを返信した。5分ほどで返信が来た。
『ハクちゃんありがと!今、駅前のカフェにいるから』
ため息をつきながら、自分のサイフを出す。中にはちょうど5万。入ってた。それは私が少しずつ貯めた小遣い。
駅まで5分もかからなかった。冴子に会うと私はすぐに
「ほら、持ってきた。」
冴子は、
「ハクちゃん。ごめんね。」
「いや、いいよ。はい。5万。」
私は、さっさと帰りたかったので5万を渡してとっとと帰った。
冴子は帰る私の後ろ姿を見ながら
「ふふっ…バーカ」
と言った。




