キングチハの戦い~沖縄1945~
「ガールズ&パンツァー劇場版」で知波単学園の参戦記念で書いてみました。悔いはありません!
この話は《もしチハが本気出したら》《もし帝国陸軍が本気出したら》なお話です。
“日本戦車、バンザーイ”がお嫌いな人は回れ右をお願いします。
敢えて言おう。チハが本気出したらコレ位できた!筈・・・多分(涙)
昭和20年(1945年)4月。沖縄、嘉数高台
「・・・・・・〈キジムナー〉〈キジムナー〉こちら〈シュリ〉状況を知らせ」
「こちら〈キジムナー〉現在、ヤンキーを“殺しの間”へご招待中。敵の弾がバンバン飛んできてスリル満点です」
「無理するな。誘い込むのが仕事だからな。殺られるなよ」
「了解。後で美味い酒、奢って下さいよ」
ハッチから身を乗り出して双眼鏡から覗くと2000m以上先では緑色の車体に丸っこい戦車が泥を蹴立てながら八九式中戦車を追いたてていた。
連合軍を代表するmass production、大量生産戦車の代名詞であるM4中戦車〈シャーマン〉の連隊規模の戦車部隊の一群だ。
草や木の枝などで入念にカモフラージュしたコチラに向うはまだ気づいてはいない。しかも囮の八九式中戦車を追い掛けるのに夢中だ。
「〈ガジュマル〉カク、カク、事前の打ち合わせ通り2000mで一斉射。後は好きに撃て」
大雑把な指示を飛ばしつつ、双眼鏡を覗く。矢尻の陣形“ぱんつぁーかいる”で挑発しながら行進間射撃して撃ってくる八九式中戦車を遮二無二で突っ走ってくる。
行進間射撃なのに八九式中戦車の放つ砲弾が面白いよく当たっているがイイ音立ててシャーマンの装甲に弾き返されている。
「それにしても・・・やっぱりチヘの47㎜砲搭載しても抜けんか」
「まぁ、足回りは超改造したから逃げれますけどね」
双眼鏡を覗きながら射手と会話している。沖縄の基地の倉庫で眠っていた奴を魔改造して使っているが実際に戦車と戦えば即撃破。
今は偵察車両として使っているから問題はないg、あッ、シャーマンがキレて50口径も撃ち始めたな。当ると抜けるから当るなよ。
外面を冷静そのものに見えるが、内心は八九式中戦車の戦闘の様子でドキドキしてきた。しかし不思議と頭の中は静かだ。
ダックインした戦車が潜む陣地には同じように草を縛り付けて偽装した随伴歩兵も潜んでいる。
百式短機関銃や二型機関短銃(試製二型機関短銃)、九九式軽機関銃などを静かに構えた頼もしい戦車随伴歩兵達。
九七式自動砲、一式機動47㎜速射砲、機動九〇式75mm野砲、そして“和製バズーカ砲”の四式7糎噴進砲ロタ砲などを持った現代の猟師達、対戦車歩兵の彼等により護衛は万全だ。
囮の八九式中戦車により絶好の位置に獲物のシャーマンを引き連れてきつつある。
猟師が獲物を仕留めるような心持ながらも顔に不敵な笑みを浮かべつつこう呟いた。
「さぁ、ヤンキー共“殺しの間”へようこそ」
「ヒャーハー!チハはブリキ缶だぜ!!」
「チハじゃないぞ。ハチキューシキとか云う軽戦車だ50口径使え。弾が勿体無いぞ」
そんな通信が無線機から流れる中、戦車部隊の隊長は頭を抱えていた。
(まったくあの新兵共は!)
無線機の向こうから流れるのは本土からやってきたばかりの新兵達だ。
全く奴等は。初の実戦で格下の日本戦車。絶好の獲物だとハシャギやがって。
しかもこれ見よがしに挑発するかのように撃ってくるのだがら追い駆けるしかない。
そしてその弾がよく当たる。そりゃ、頭に血が昇るな。
“絶対に罠臭い”と胸の内で毒付くが、上陸してからゲリラ戦のように攻撃を受けるがインペリアルアーミーの姿を見ていない。
ここで敵の陣地の一つでも発見か敵の戦車部隊の殲滅出来れば良い。
敵の戦車はどうせ“キューナナシキ”の改造型だ。三式以外はコチラが格上で問題無い。
三式も火力以外は怖くない。サシでも落ち着いて対処して戦えば怖くない。
各車にもう一度“周辺警戒を厳にしろ”と言う為に無線を掴んでいると、八九式中戦車を追い掛け回してた新兵達のシャーマンがいきなり爆発して炎上した。
「敵襲!各車、周辺警戒!」
無線機に怒鳴り付けるように命令を下しながら、ハッチから身を乗り出しいて双眼鏡で周りを眺める。
なだらかな丘とガジュマルの木々の林の景色が広がる。敵の姿は爆進して逃げているチハの姿しかない。
チッ、敵が見当たらん。そうしている内にまたシャーマンが殺れた。
今まで撃破していたブリキ缶のチハみたいにブっ飛びやがった。戦車じゃない。カノン砲や榴弾砲、重砲クラスの威力だ!
「全車、散開!発砲炎を確認したらありったけの砲弾ブチ込め!通信兵、司令部に繋げ!敵の砲兵陣地に遭遇した!航空機の支援を求む、と!」
ハッチから車内へそう叫ぶと同時に爆風と爆音で体を揺すぶる。
隣にいたシャーマンが木端微塵に吹き飛ばされた。Goddamn!畜生、憑いてない!
「全車、一旦後退!航空支援を要請しろ!空爆で奴等を叩くぞ!」
「次、右のシャーマン。テッ!」
指示を飛ばした途端、砲煙と砲炎が車体を包み込む。砲炎に目を細めつつ砲弾の行方を追った。
砲の軌道はまっすぐ標的のシャーマンへと突き進み、その車体へと消えた。直後、内部から爆散。
今まで自分達が激破してきた日本戦車のようにバラバラに散った。
僚車の車両からも次々と発砲。数秒後、死と破壊の赤い花が幾つも咲いた。
轟音と共に放たれる巨弾が1両目シャーマンを射抜いて2両目のシャーマンに命中してスクラップに変える。
2両同時の撃破なんて今までの日本戦車では不可能な快挙だ。それはそうだ。今まで乗っていた戦車ではない。
12㎝と云う日本は元より世界でも類を見ない大口径の戦車砲を搭載した【キングチハ】なのだから。
正式名称【四式砲戦車ホニⅣ】元は海さんの12センチ自走砲だったが、それに家が目を付けて改造した自走砲だ。
元々は砲塔が破壊されたチハに砲架が破壊された砲を搭載して現地改造したのが最初で日本戦車では絶対に撃破不可能なマチルダII歩兵戦車を撃破した事により現地で次々と改造された。
現地改修車が多いのでバリエーションが多く、75㎜野戦砲や10㎝カノン砲、中には15㎝榴弾砲や倉庫で眠っていた戦艦の14センチ副砲なども搭載した例もある。
流石に陸軍上層部に知れ「陛下から下賜された武器を改造するとは何事か!?」と激怒したが「だったらまともな戦車を寄越せ!」と現場からの大反論にグウの音も出せず、黙認。
大急ぎで三式中戦車を実用化したが無いよりマシ程度でしかなかった。
その間に海軍が自走対空砲として12センチ自走砲を製作し採用。これに陸軍は着目して砲戦車として正式採用する事に決定。
主砲は海軍に艦が無く余りまくっていた十式十二センチ高角砲(45口径12㎝)をそのまま使用。
重量バランスの悪さは重量配分計算をして固定砲塔の戦闘室で覆い、バランスを取った。
戦闘室の設計は五式砲戦車ホリのモノを流用。オープントップにしなかったのか航空機の機銃掃射による戦訓対策。M2重機関銃の12,7㎜位では貫通しない。
これで移動や横向きに撃ったりして車体が横転する心配が無く、14発と少ないがらも砲弾を搭載できた。
何より榴弾や手榴弾、銃撃一発で戦闘不能の心配が無くなった。それでも車体と砲によりトップヘビーで引っくり返りそうになる。
が、日本戦車では有り得ない程の重装甲と主砲の12㎝砲の大火力により連合軍のほぼ全て戦車がアウトレンジで撃破する可能である。
「・・・ヤンキー共、退き出したな」
流石に20両近くも撃破されると一旦後退し始めた。だが、アメリカ人は戦車で勝てないと・・・
「上空から敵機!」
“ホラ、来た”敵機来襲の報が無線に入る。上からヘルキャットの編隊がダイブしながら襲来してくる。
だが・・・・・・
「おいでませー♪」「めんそーれー❤」
そこに待ち構えていたのは九七式中戦車チハを改造した対空車両、四式対空戦車〈タハ〉である。
入念に偽装して手薬煉引いて待ち構えていた対空戦車小隊〈デイコ隊〉のタハの37㎜連装機関砲の一斉砲火を浴びた。
37㎜連装機関砲の弾幕がヘルキャットを包み込み、火を吹き、バラバラにしていった。
敵機のヘルキャットも負けずに撃ち返す。ブロー二ングの着弾で車体を震わす。
オープントップだったら今のでお陀仏だったな・・・そう思いつつ上空に向けていた砲で撃ち返す。
コチラの日頃の行いが良かったのか向うの運が悪かったのか、砲弾は一発で命中してヘルキャットは爆散した。
「舐めんなよ!コッチとら元は対空砲でィ!」
戦車で戦闘機を撃破すると云う快挙に車内が興奮で包まれてた。
「隊長!敵のシャーマンが撤退して行きます!」
敵が後退を始じめている。どうやら空爆が失敗しているのが見えた様だ。
今、後退してもコチラの12センチ砲の射程内だが、空襲でコチラが混乱している今なら追撃を受けずに撤退を出来る。だがそれは“普通ならば”だ。
「よし。〈ガジュマル〉と〈マジムン〉に連絡。敵の股ぐらブチ抜け!」
「ああ、味方機が・・・」
「畜生!全車、後退だ!スモーク、散布!」
ジャップ共がダックインしている対戦車陣地へ牽制の砲撃を放ちながらスモークを散布して後退する。
生き残った20両以上のシャーマンがエンジンが爆音を上げながら後退してくる。
空爆で叩けると思ったが、不発に終わった。砲撃を要請したいが砲兵はコチラに展開していないし、ましてや艦砲射撃など届くはずもない。
このまま前進して敵陣地に突入しても袋叩きにあって全滅する。だが、後退して情報を持ち帰れば復仇のチャンスはある。
勝機はある。次はベテランの戦車兵で編成した部隊と砲兵の支援もつけて必ず勝つ。それまで待っていろよ、ジャップd
そう、胸の内で復仇を誓っていると頭上からカラカラと乾いた音が聞こえたと思ったら、爆発と震動が車内に響き渡った。大量の土砂がシャーマンに降りかかる。
「砲撃だ!各車、ジグザグに走行しろ!砲撃を喰らうぞ」
15㎝榴弾砲の砲撃を運悪く受けたシャーマンが黒煙と炎を吹き上げて燃えていた。
この砲撃はガジュマル隊の四式十五糎自走砲〈ホロ〉と12センチ自走砲による砲撃だ。
ホロの搭載する三八式十五糎榴弾砲は旧式で短砲身、短射程だが腐っても榴弾砲。
15㎝榴弾砲の大口径で大きな炸薬量により弾着の威力は高い。また12センチ自走砲の方は出自は艦砲だが榴弾位、ちゃんと備えている。本家の自走砲にも勝るとも劣らぬ砲撃の雨を降らせている。
「隊長!後方より敵です!敵の駆逐戦車です!」
ガッテム!それまで息を潜めて隠れていた三式自走砲〈ホルⅡ〉が偽装を振り払いシャーマンの後ろや横っ腹から躍り出た。
後方遮断だ。奴等、俺達を包囲してGantletにする気だ!
草や木の枝を車体のあちこちに張り付けた三式自走砲は動き回りながら発砲して次々とシャーマンを撃破している。
前からも後ろからも攻撃されてシャーマンが右往左往している。遮二無二に突進する戦車もあれば、履帯が外れて動かなくなりながらも撃ち返す戦意旺盛な戦車もあれば、撃破されて乗員が逃げ出す戦車もある。
平原が一方的な殺戮の場と化した。混乱して逃げ惑うシャーマンが次々と撃破されていく。
更に身体のあちこちに草を撒きつけてタコ壺で息を潜めて潜んでいた対戦車歩兵のロタ砲の餌食となりスクラップとなった。
「〈シーサー〉各車、前進。蹂躪しろ」
ダックインしていた三式中戦車〈チヌ〉のシーサー隊が車体に偽装で付けた草木を振り乱しながら、躍り出た。随伴歩兵も動き始める
脱出した腰だめに百式短機関銃を構えた歩兵が降伏したアメリカ兵を集めている。
撃破してたシャーマンの中で使えそうなのは修理して使う。降伏した米兵の武器も回収して鹵獲していく。敵は武器を持ってくる。
連続射撃したキングチハの砲身は真っ赤になった。その真っ赤になった砲身が実に頼もしかった。
さぁ、どんどん掛かって来い、ヤンキー。この沖縄は本土決戦を破棄して帝国陸軍の総力を挙げて要塞化させてんだ。
住民を全て避難させて各所に地下要塞を建造して沖縄全土をキーリング・フィールドにしてんだ。
存分に戦ってやるぞ!掛かって来やがれ!!ヤンキー共!!!
その後、沖縄にいる米艦隊への大和貴下、長門、葛城などの帝国海軍の全残存艦艇と戦力を全てをかき集めた乾坤一擲、最後の連合艦隊の艦戦決戦を決行。
ここに第二次大戦最後の大海戦が勃発。日本海軍側は艦艇のほぼ全てが撃沈されながらも米海軍との艦隊決戦勝利。
残存連合艦隊艦艇はそのまま米輸送艦隊に殴り込み。泊地に置かれた補給物資は連合艦隊により砲撃で消し飛ばされて沖縄の連合軍は補給物資が無くなり飢餓状態と陥った。この時、大和は沖縄に乗り上げた。
その後、国体護持を条件に連合軍と条件付き講和が結ばれて第二次世界大戦は終結した。
【登場戦車】
【四式砲戦車ホニⅣ】
全長:5.73m、全幅:2.33m、全高:3m、乗員4名、エンジン:100式改V型12気筒空冷ディーゼル、最高速度:20km、航続距離200km、
最大装甲厚120mm(砲塔全面120mm、砲塔側面80mm)武装:45口径12㎝砲(14発)
米軍からは「キングチハ(キングチーハー)」と云うコードネームを付けられて恐れられた日本最強の戦車。この名称は日本側も好んで使われた。
原型は海軍12センチ自走砲(長12センチ自走砲)これは海軍が九七式チハの車体に海軍の十式十二センチ高角砲を搭載したオープントップの自走砲。改造に際して砲塔と車体上部を取り去った後、12センチ高角砲を搭載。
12センチ高角砲の周囲には防盾、装甲に覆われた戦闘室は無く、砲と砲架は剥き出しである。
車体に対して無理に大型の砲を搭載した為、砲弾を搭載するスペースはなく最高時速も25kmと遅い。
また車体と砲の大きさとバランス、重量配分が出来てない為にトップヘビー。移動したり、横向きに射撃すると車体が浮き上がり最悪、引っくり返る。
その間に海軍が自走対空砲として12センチ自走砲を製作・採用。これに陸軍は着目。一式中戦車チヘをベースに砲戦車として改造して採用する事に決定。主砲は海軍に艦が無く余りまくっていた十式十二センチ高角砲をそのまま使用。
重量バランスの悪さは重量配分計算をして固定砲塔で覆い、バランスを取った。
これで移動や横向きに撃ったりして車体が横転する心配が無く、14発と少ないがらも砲弾を搭載できた。何より榴弾や手榴弾、銃撃一発で戦闘不能の心配が無くなった。
エンジンは三式中戦車で使用した100式V型12気筒空冷ディーゼルをチューンナップして240hp→300hpに馬力アップして搭載。
主砲の12㎝砲により連合軍のほぼ全て戦車がアウトレンジで撃破する可能。
開発中の四式中戦車チト・五式中戦車チリの生産まで繋ぎのつもりだったが四式中戦車は生産してもあまり意味が無く、五式中戦車に至っては生産する前に戦争が終わってしまうので計画を破棄。
チハの生産ラインを活用して帝国陸軍が決戦とした『沖縄決戦』には定数の車両を送り込む事が出来た。
またチハの車体と生産ラインをフル活用して駆逐戦車や対空戦車などの以下の派生車両も完成した。
【三式自走砲ホルⅡ】
全長:5.73m、全幅:2.33m、全高:2.3m、乗員4名、エンジン:100式改V型12気筒空冷ディーゼル、最高速度:50km、航続距離200km
最大装甲厚80mm(車体前面80mm、側面50mm)武装:38口径75mm砲×1
米軍シャーマン相手に無いよりマシ程度でしかない三式中戦車チヌの駆逐戦車版。
火力は三式中戦車と同等ながら装甲はコチラが上。設計には「試製五式47粍自走砲ホル」を参考にされた。本車は低い車体を利用した待ち伏せ戦法により多数の米戦車を撃破した。
【四式対空戦車タハ】
全長:5.73m、全幅:2.33m、全高:2.2m、乗員4名、エンジン:100式改V型12気筒空冷ディーゼル、最高速度:50km、航続距離200km
最大装甲厚30mm、武装:37mm高射機関砲×2
四式対空戦車タハは史実では試作で終わった試製対空戦車タハがベース。
大日本帝国陸軍が第二次世界大戦中に構想した対空戦車。一式中戦車チヘや九七式中戦車チハをベースにして37mm高射機関砲を連装形式で搭載。
開発は一技研及び四技研の共同で行われ、小倉造兵廠と富士電機が製作。開発には試製対空戦車タセ・試製対空戦車ソキのデータも用いられた。
主に沖縄など投入されて敵機と戦火を交えた。またチハの車体に20mm機関砲や海軍の25mm機関砲を搭載した現地改修モデルも多数ある。
【三式中戦車チヌ】
全長:5.7m、全幅:2.3m、全高:2.61m、重量:18.8t、最大装甲:50mm
エンジン :統制型一〇〇式空冷4ストロークV型12気筒、速度:38.8 km/h、行動距離:300km
武装:38口径75mm砲×1(70発)7.7mm機関銃×2
史実では終戦までに166輌しか生産されなかった中戦車。此方では43年より生産・改造されて纏まった数がある。
【四式十五糎自走砲ホロ】
全長:5.73m、全幅:2.33m、全高:2.36m、重量:16.3t、最大装甲:25mm、乗員数:6名、
エンジン:SA12200VD170馬力ディーゼルV型空冷12気筒、最大速度:38km/h、航続距離:200km
武装:12.6口径150mm砲×1(28発)
史実では終戦までに12~25輌しか生産されなかった自走砲。此方ではそれなりの数を生産。