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リアル キール~デッド アイランド~  作者: タコ中
名古屋駅JRセントラルタワーズ
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56/68

記憶56 JRセントラルタワーズ

バスは暫く走ると鶴舞南ジャンクションに差し掛かる。


「左側で良いんですか?」

「はい。そのあとすぐに東別院で降りれるのでそこで高速を降りてください」

「わかりました」


バスはジャンクションの急カーブを速度を落としながらしっかりと曲がっていく。

そのまま走ると東別院の降り口が見える。

バスは高速道路をおりる。

高速道路を降りると周りでは事故車両が横転して炎上して、その周りにはゾンビが集まっていた。


「最悪だ・・・」

「良いからバスを進めてください!囲まれます!」


バスの運転手がサイドミラーを見るとバスの側面をゾンビが叩いていた。


「クソクソッ!」


バスは急発進をして目の前にいたゾンビを轢く。


ビシッ


バスの大きなフロントガラスにヒビが入る。

バスは地獄絵図となった名古屋を走り、名古屋駅へと向かう。


「そこの交差点を左に曲がってください!」


警察官が上前津東の交差点に差し掛かったときに左折の指示を出した。

バスは少しだけ速度を緩めて交差点を左折する。


「あとは名駅五丁目の交差点で右折して・・・」

「その交差点付近に来たら指示を出してください!」

「はい・・・!」


バスは所々にある放置車両を避けつつ通りを進むと名駅通りが視界に入ってくる。


「そこを右折すれば名古屋駅は見えます!」


警察官の言うとおり右折すると名古屋駅のJRセントラルタワーズが見える。

バスはJRセントラルタワーズの前に停車すると警察官が運転席に近寄り、クラクションを三回鳴らす。


パーパーパー


するとJRセントラルタワーズから数人の自衛隊員が出てくると障害になりそうな近くのゾンビを撃つ。


パンパンパンパン


「良いですか皆さん!これからJRセントラルタワーズまで全力で走ってください!バスの中に忘れ物をしたからと言って戻らないでください!その場合、命の保証はしません!」


バスに乗っていた人は荷物を持つと女性や子供をバスのドアの方に先に行かせて最後尾に頼斗がついた。


自衛隊員達がバスまでやって来るとバスの側面をコンコンと叩くとバスの運転手はドアを開ける。


プシュー


「皆さん走って!」


警察官の合図でバスからゾロゾロと乗客が出る。

バスの乗客達はJRセントラルタワーズまで全力で走っている。

頼斗が出るとバスの運転手と警察官も降りる。


「中にはもういませんか!?」


自衛隊員が警察官に聞く。


「はい!確認しました!」

「それではJRセントラルタワーズまで走ってください!我々自衛隊が援護します!」

「わかりました!」


自衛隊員達はJRセントラルタワーズに走る人達に寄ってくるゾンビを撃つ。


パンパンパン


早い人はもうJRセントラルタワーズについていた。

最後尾の自衛隊員や警察官もJRセントラルタワーズに入る。

自衛隊員が走ってきている人が居ないことを確認すると防犯シャッターを閉めると自動ドアも閉めて鍵をかける。


ドン


ゾンビが数対防犯シャッターに体当たりをするが防犯シャッターはびくともしない。

ゾンビは暫く防犯シャッターを引っ掻いたりかじったりしたあと何処かに行ってしまった。

走った乗客達は疲れて座り込んでいた。


「ハァハァハァ」

「何で息荒くしてるんだよ?」


頼斗が亜理砂に近寄り聞く。


「私・・・運動部じゃないんですよ・・・」

「いや・・・あんだけうみほたるで死闘を繰り広げたクセになに言ってんだ・・・」


自衛隊員がメガホンを持ってやって来る。


「皆さんお疲れかもしれませんがこの建物の15階のスカイストリートまで頑張ってください!ここら辺はまだ安全が完全には確保されていません!」


座っていた人たちはブツブツと文句をいいながらも15階のスカイストリートまで頑張って上っていった。

15階のスカイストリートからは外の様子がはっきりと見えた。

外は既に日が傾きはじめて赤色に染まっていた。

名古屋駅の前の通りを我が物顔で歩いているゾンビも見えた。


「皆さんは救助が来るまでホテルで休んでいてもらいますが、10階より下には行かないでください。まだ感染者が彷徨いている可能性があります。あと、オフィスフロアの方は非常電源などの関係で電気が消えています。行っても良いですが特に何もありませんし、誰もいません。それではあとは自由に行動してください」


乗客達はそれぞれ散らばっていった。

頼斗達三人は集まっていた。


「これからどうします?」

「ホテルで休むしかいないですよ」

「ちょっといいか?」


突然自衛隊員に声をかけられる。


「何ですか?」

「その銃を預けてくれないか?」

「でも・・・これは形見なんです」

「それでも預けてくれないか?この施設の安全は私達自衛隊と警察に任せてくれ」

「・・・わかりました」


頼斗達はレミントンM870とM2013、ドラグノフを自衛隊員に渡す。


「これは救助が来たときにちゃんと返すから安心しなさい」


自衛隊員はそう言うとホテルのフロントに向かった。

頼斗達もホテルのフロントに向かった。

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