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リアル キール~デッド アイランド~  作者: タコ中
うみほたる島非常事態宣言
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記憶5 自衛隊と米軍の共同上陸作戦

川崎浮島ジャンクション付近に陸上自衛隊がキャンプを作って作戦を考えていた。


「ここはヨットハーバーや、コンビナートの無事な場所に無理矢理でも上陸するべきです!」

「いや、北エリアの住宅地から行くのも妥当だと思うが」

「空からはどうだ?」


キャンプのテントでは明らかに偉いであろう人たちが話し合っている。

そのなかには私服の民間人も混じっていた。


「ここは、経験者に聞くのが早い」


私服の民間人は全員4年前に石川県封鎖・隔離の時に派遣されていた元自衛隊の人たちである。


「さぁ、意見を述べてくれ」


そのなかには、藤村 鈴(ふじむら りん)もいた。

鈴は4年前に石川県封鎖・隔離の時に派遣されていた陸上自衛隊の一人である。


「経験者から言わして頂くと、相手に感情的になってはダメです。そして、タフです。頭に銃弾でもぶちこまない限りひたすら追っ掛けてきます」


周りの私服の人も頷いている。


「あと、もう一つ言います。・・・数には気を付けてください」

「そうか・・・貴重なアドバイスだ。ありがとう」


そう言うと、位が高そうな男性は無線で指示を出し始めた。


「海からは、ヨットハーバー、第一、第二コンビナートから、無理なようであれば無理に上陸せずに北エリアから上陸しろ。空からは、一部は北エリアと南エリアの間にかかる橋を死守しろ。」


すると、さっそく空からヘリの音が聞こえて来る。


「さぁ、君達はもう帰ってくれ」


私服の人達は全員テントから追い出されてしまった。


「ちゃんと分かったのかな・・・?」


鈴はうみほたる島を見て言った。









東京湾には在日米軍も集結していた。


※ここからは英語で話しています


「ゾンビだって!?そんなのさっさと空爆でもすりゃいいのによ」

「仕方いよ。日本には日本のやり方があるんだ」


米軍の乗った船は第一コンビナートに近づいていた。

コンビナートには沈みかけのコンテナ船が一隻停泊していた。

それ以外には、港のコンテナの山が崩れているだけだった。


「上陸できるな」

「久しぶりに動いてるやつを殺せるぜ!」


そう言いながらM16A4を点検する。


「港は・・・クリア!」


米軍は洗練された動きでコンビナートを進む。


「誰もいねぇじゃねえか」

「気を抜くな」


しばらくすると、コンビナートの駐車場まで出てきた。

すると、目の前にゾンビが一体現れる。


「止まれ。生存者だったら困る」


米軍の兵士は確認を取り始める。


「アナタハ、セイゾンシャデスカ?ヘントウガナケレバヨウシャナクウチマス」


しかし、ゾンビは歩みを止めない。


タタタン


一度に三発発射される。


「三点バーストの必要ないんじゃないですか?」

「良いじゃねぇか」


兵士は倒れているゾンビに近づいていた。


「へっ!化け物が!」


そう言ってゾンビに蹴りを入れる。


ドス


すると、後ろから潜んでいたゾンビが飛び掛かる。


「わぁ!何だこいつ!力が・・・おかしい!」


飛び掛かられて倒れた兵士は力負けをして首を噛まれる。


「ぎゃぁぁぁぁ!」


すると、悲鳴と銃声でゾンビが集まってくる。


「隊長!奴等が沸いて出てきます!」

「撃て!撃て!」


タタタン タタタン タタタン


しかし、ゾンビは体に銃弾を食らっても向かってくる。


「化け物がぁぁ!」


一人が乗用車の上に登り、フルオートでM16A4を乱射する。


タタタタタタタ


「馬鹿野郎!退却だ!撃つな!」


隊長がそう言うと、撃つのをやめて来た道を戻る。

そして船まで戻ってきた。

そこで部隊が目にした光景は驚きのものだった。



船が燃えている。


船首辺りではゾンビが数体うよついていた。


「どうなってんだ・・・」

「クソ!後ろから来やがった!」


タタタタタタタ


ゾンビを倒していくが数が増えていく。


「隊長!どうするんですか!弾が持ちません!」


すると、隊長はM1911を出すと、口にいれた。


パン


隊長はその場で倒れた。


「隊長ォォ!」

「うわぁぁ!来るなぁぁ!」

「ひぃぃぃ!」


部隊全員がゾンビに向かって撃つが、どんどん押される。


「ぎゃぁぁぁぁ!食われたくない!うっ・・・がっ・・・!」

「いてぇぇぇ!腹がぁぁぁ!」


周りで仲間が食われていく。


「海だ!海に飛び込めぇぇぇ!」


一人の兵士が装備の銃を棄てて海に飛び込む。

それに続いて噛まれてない兵士が飛び込む。


ドボン


ゾンビは海には入ろうとはしなかった。


「一回戻ろう」


生き残った部隊は本土を目指して泳ぎ始めた。








※ここからは日本語です


「南エリアに上陸した部隊との連絡が途絶えていきます!」

『こちら南エリアと北エリアをつなぐうみほたる東大橋だが、数が多すぎる!バスで作ったバリケードが壊される!もう長くは持たない!』

「踏ん張れ!もうすぐで北エリアから戦車等が来る!」

『こちらうみほたる西大橋!もう持たない!・・・うわあああぁぁぁ!退却しろ!退却しr・・・・』

「中央大橋は!」

『中央大橋!感染者が多すぎます!弾もありません!援軍を!』


位が高そうな男性は机を叩く。


ダン!


「くそっ!・・・作戦変更だ。北エリアの住民を片っ端から救助していけ。」

「それってプランB・・・ですか?」

「そうだ。プランBだ。」










うみ高屋上には和花、優衣、頼斗がいた。


「そう言えばアンタの名前聞いてなかったわね」

「俺ですか?俺は斎藤 頼斗です」

「へー、頼斗か・・・」

「変わった名前ね」

「それで、斎藤くんにお願いがあるんだ」

「なんすか急に?」

「家に一泊させて」

「はぁ!?」

「いや~、寮はね南エリアなんだ。だから、お願い!泊めてくれたら銃、返すから」

「銃を返してくれるんですね」

「勿論!」

「それならいいですよ」


和花達三人は頼斗の家に向かうべく、軽トラに向かった。

前作で出てきた人が出てきました。

わからない人は前作を読もう!


応援をよろしくお願いいたします。

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