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リアル キール~デッド アイランド~  作者: タコ中
うみほたる島非常事態宣言
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記憶4 社会のゴミの逆襲

和花と優衣はいきなりの事で頼斗を見て唖然としている。

すると、周りの避難民がざわつき始める。


「おい、あれって・・・」

「これだから引きこもりは・・・」

「近づいたら殺されるよ」

「だから最近の若者は現実との区別がつかないんだよ・・・」

「これだから社会のゴミは・・・」


避難民達は言いたいことを言っている。

それは、頼斗本人にも聞こえていた。


ガチャッ


頼斗は最後の「社会のゴミ」と言った男性にドラグノフの銃口を向ける。


「ひっ・・・!」


その男性は怯え出す。

頼斗は男性に近づくと眉間に銃口を当てる。


「社会のゴミ・・・か・・・そりゃ確かにゴミかも知れねーけど、お前はそのゴミに助けられたんだ。お前はゴミ以下だな」

「だ、黙れ。一体お前なんかにた、助けなんてもの求めた!」


男性は動揺して言葉の文脈も変になっている。


「君!やめなさい!」


優衣が頼斗に向かい歩く。


「辞めときな婦警さん。今、あんたの行動で人が一人命を落とすかも知れないんだぜ」

「くっ・・・」


優衣は立ち止まる。


「話を戻すけど、おっさんは助けを求めてないって言ったよな・・・」

「あぁ!」

「残念!俺見てたんだぜ、あんたが「助けてくれぇぇ」って叫んでるのを」

「だ、黙れ!言ってない!言ったとしてもお前みたいなゴミには言ってない!」

「はぁ!?またゴミ呼ばわりしたな」

「あぁ!言ったさ!」


男性はムキになっている。


「もう一回言ってみろ!いった瞬間お前の頭に穴が空くけどなぁ!」

「あぁ良いさ!何度でも言ってやるよ!撃った瞬間そこにいる婦警さん達に治安維持のために撃ち殺されるけどなぁ!」


男性は汗を大量にかいている。

男性が言っていることは合っていた。

2014年に「非常事態宣言治安維持法」と言って内閣では非常事態宣言を出した地域では治安維持のために警察の銃の発泡、犯人の射殺が許可されている。


「どうした?早く言えよ!」

「いい加減にしろ!大人を舐めるなよ!・・・お前は社会のゴミだ!この世に要らねぇんだよ!」

「さてと・・・死ね」


頼斗は引き金を引く。


「バァン!!」


男性が倒れる。

しかし、何処からも血は出てない。

和花が男性に駆け寄る。


「・・・気絶してるだけね」

「ぷっ・・・あははははは・・傑作だな!」


頼斗は爆笑している。

優衣は頼斗に駆け寄ると、いきなり怒り始めた。


「もしも弾が出たらどうするのよ!」

「出ないって。ちゃんと弾がないことも確認してたし、セーフティもかけてた。安全はしっかりしてたよ」


ガシャッ


頼斗はドラグノフを地面に置く。


「まぁ、さっきまで人間だった奴等を殺したんだ、それなりの報いは受けるよ」

「・・・罰としてこの銃は没収ね」

「それだけ?」

「それだけ」

「先輩!」

「これでいいの!私たちの命の恩人よ」

「そうですけど・・・」


和花の言葉にまだ優衣は納得できてない。


「誰かこの男性を高校の保健室に運んでおいてください!」


和花がそう言うと、数人の男性が気絶している男性を運んでいった。


「さ、あんたはどっか行った」


和花は手を降る。

頼斗は高校のなかに走っていった。


ゾンビの死体は数人の男性で墜落したヘリの近くに顔に布を被せて置いてある。


「さてと、私達も休みますか」

「はい!」


和花と優衣も高校に向かって歩き始めた。




和花と優衣は高校の職員室に向かう。


「すいません、警察です」


職員室は先生らしき人が数名いるだけだった。

すると、一人の教師がやって来る。


「どうされましたか?」

「突然で悪いんですが、車を貸してはいただけないでしょうか?」

「どうしてですか?」


その発言に、優衣も唖然としている。


「私達はここら辺の治安維持を任されてるんですよ。それで移動手段が必要なんですよ」

「そうですか。それなら軽トラですが・・・」


ポケットから鍵を出すと、鍵には「第一うみ高等軽トラ」の札がついていた。


「これで良いですか?」

「全然大丈夫です。ありがとうございます」


和花は鍵を受けとる。


「失礼しました」


職員室を出ると、さっそく軽トラに向かう。


「そう言えば、あの少年から銃を没収しなかったんですね」

「へ!?」


和花は持っていた鍵を落とす。


チャリーン


「受け取るの忘れてた!」

「なにやってるんですか!」

「どこ行った!?」

「先輩がどこかに行けって言ったんでしょ!」

「探すわよ!」

「え~」


頼斗を探し始める。


「優衣ならどこ行く?」

「え~とですね・・・屋上とか?」

「よし!屋上ね!」


二人は階段を登り始める。

そして、屋上のドアを開ける。


すると、ゴルフバックを横において屋上に座っている頼斗がいた。


「さぁ!銃を渡して貰いましょうか!?」

「あ、そうでしたね」


頼斗はドラグノフが入っているゴルフバックを差し出す。

優衣が受けとる。


「何してたの?」

「別に・・・南エリアを眺めていただけです」


南エリアからは黒煙が沢山上がっていた。

サイレンも多く聞こえた。


「どうするつもりなの?」

「何がです?」

「多分一日以上は救助ヘリは来ないわよ」

「何で分かるんですか?」

「さっき無線を聞いたの」

「そうなんですか・・・」


すると、再びうみほたる島にサイレンが鳴り響く。


ウ~~~~~~~~~


「今度は何だ!?」

「今確認する」


和花が無線で確認している。


「あのサイレンの意味分かったわよ」

「何なんだよ?」

「南エリアに陸上自衛隊と、米軍が上陸するから今、南エリアには化け物以外はいないわ」

「それって何時ですか?」

「10分後ね」


和花は腕時計を見てる。


バババババ


ヘリの音が聞こえて空には10機ほどヘリが飛んでいる。

海には海上保安庁の巡視艇が5隻ほどいる。


「こりゃ戦争だな」


頼斗が冗談混じりで言った。

・・・なんつータイトルにしたんだろ・・・


色々勝手に法律作っちゃいました。

頑張って書いていきます!応援お願いします!

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