記憶喪失1日目 ll
「おはようございます。ぐっすりお休みでしたねニコ
朝食にしましょう。食べに行きますか?お部屋に持ってきますか?」
「・・・お部屋で食べたいです」
鏡の前に立ってる私に笑顔で話しかけてくれる。
優しい穏やかな、昨日の女の人と同じ笑顔
愛情を感じる。昨日は少し怖かったのに、今日は恐怖を感じない。
ジーーーー
「どうかされましたか?」
優しく聞かれ、どうしようか迷う...
「メイドさんは「マリザです。コゼットお嬢様」
マリザさん、何も聞かないんですか?」
「マリザと呼び捨てで読んでください。
私たちは何も聞きません。混乱されてると思いますので、ゆっくりと慣れていきましょう!」
奥様も旦那様もゆっくりでいいと言われてました!
笑顔で言われると、マリザさんは忙しく動き出した
「お食事の準備の際にお嬢様付きの他のメイドもきますので、名前を覚えていただけると嬉しいです」
コゼット付きのメイドだと言われたが
私に1人以上のメイドさんがついていたとは
コゼットは問題児だったのか?過保護に育てられたのか?もうすでに何かしなければいけない事があるのか?不安になる。
「5歳になったばかりの子供に、メイドさんは1人以上専属でつくものなんですか?
何か私がしないといけない事がって、忙しいから何人もメイドさんがついてるんですか?」
不安になり、ビクビクしながら聞くと
マリザは驚いていたけど
「違いますよ。みなさんコゼットお嬢様が可愛らしいからです。
それに、私たちも一緒にいたいので、旦那様に専属にしてもらえるように頼んだんです」フフフ
そんなこともあるのか....
彼女の世界にも異世界ものなどはたくさんあったが、読んでいたかと言われたら読んでなかったからよくわからない。
友達に勧められて読んだものは男性同士のお話で、転生や異世界関係の内容は多くなかった気がする。
「コゼット様...お嬢様とお呼びしてもいいですか?」
「?はい。今まで通りで大丈夫です」
「・・・はい!」
優しい笑顔が多いのに、たまに悲しそうに笑うなぁ〜と人ごとのように思っていると
「朝食は何になされますか?」
え!何になされますか?ってなに?
選ぶの?カフェみたいな感じで?え?!
「卵料理はゆで卵かスクランブルエッグどちらか選んでもらえます。生野菜か温野菜なども選べます」
・・わかんない
「・・・いつもとおんなじでおねがいします.....」




