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人生ついてない彼女の転生スローライフ  作者: 春人


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お母様2


 廊下が騒がしいわね


「お医者様がこられたみたいまね」


 廊下に出ると

息を切らしたチャール先生と早く見てくださいと焦っているマリザ


「チャール先生突然申し訳ありません」


 頭を下げ、謝罪をすると


「知らせが来た時は何事かと思いましたが、屋敷についてからマリザに少しだけ聞きました」


 興奮してあまり何を言っているかはわかりませんでしたが

片眉をあげ、コゼットの様子を聞かれる


「少し話しましたが、わたくしのこと自分のこと今どこにいるのかわからない様子です。家族についても話しましたがわからない様子でした。

それから、話し方が静かで大人びた話し方をしてます」


 幼い滑舌の中に合わない大人びた言葉

元気いっぱいに大きな声で笑って話すコゼットが...いつものコゼットがいなかった。


「フムフム...では、話し方などには触れずに診察していきます」


「お願いします。

マリザ、貴方も気をつけてね」


「はい!」



診断後


 歩きながらチャール先生に聞いてしまう。

さっきまで笑顔が作れていたのに、険しくなってしまう


「先生、コゼットはどうでしたか?

昨日はいつも通りでした。なのに突然...」


 険しい顔の中に悲しみが滲み出てしまう。


「わしも初めてで なんとも言えませんが、記憶をなくしているとしか言えません。

大人びた話し方、今までと違う性格。記憶をなくして出てきた人格なのか、押し殺していた人格なのかそれ以外の可能性があるのかわからない状態です」


「記憶喪失ということですか?」


「診察時、少しでも覚えているという反応は見受けられませんでした。5歳の少女が意図的にしているわけではなく、外傷がないので原因不明の記憶喪失としか言えませんな」


「・・記憶は戻るんでしょうか?」


チャール先生はわたしくの顔をじっと見つめて


「わかりません

1週間後にもう一度、検診を行いしょう。お嬢様の負担にならないよう、生活をお願いします」


先ほど先生が書き記していた紙をわたくしに渡すとお帰りに。


紙に書かれていたのは、コゼットへの対応の仕方


1.過剰に心配しすぎない

2.いつも通りの生活

3.メイドを増やす

4.言葉遣い・前はこうだった・前はできてたなどは言わない

5.習い事などは一時中止、予定などもあれば白紙に。

(まず、現状の生活に慣れてもらう)


 どれも、気になる。とっさに言ってしまうかもしれないから

家族はもちろん家礼達にも徹底しなければ。

メイドが急に増えたら怖くないかしら

でも記憶喪失ってことは

元々の人数を覚えてないって事だから、大丈夫かも..




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